第2回毎日杯争奪神奈川県都市対抗囲碁大会

経緯
 本大会は、一昨年、毎日新聞社と日本棋院神奈川県支部連合会の協力で実現したもので、毎日新聞社の都市対抗野球の囲碁版です。シニア1人、一般2人、女性1人、小中高生3人の合計7人でチーム編成し、世代を越えた交流ができるのが特徴です。加藤正夫日本棋院副理事長は「囲碁の世界だけで可能なユニークな企画でしょう。今後、この楽しい心暖まる都市対抗戦が神奈川県のみならず全国に広まってくれることを願っています。」とコメントしています。今回が2回目で、女性、子供たちの参加で他の囲碁大会にない楽しい雰囲気が漂っています。

主催
 ・毎日新聞横浜支局
 ・日本棋院県支部連合会
 ・平塚市文化財団


後援
 ・県教育委員会
 ・平塚市
 ・日本棋院など


参加
 ・川崎市A 、B、小田原市、平塚市A、B、横浜市A、B、C、D、厚木市、秦野市、相模原市、茅ヶ崎市、鎌倉市、横須賀市、藤沢市の16チームが参加しました。
 ・選手、役員など140名が参加しました。

 
試合方法
 ・互先4回戦、6.5目コミ出し
 ・スイス方式で順位を決める

 ・持ち時間40分。高校生以上は時計を使用し、小中学生は使用しない

結果
 ・優勝:   藤沢市
 ・準優勝: 秦野市
 ・3位:   横浜市C
 ・4位:   鎌倉市
 ・5位:   川崎市B


大会の様子
大会の様子は下の写真集でご覧いただきたいと思います。関係者のご挨拶があり、プロ棋士の小島高穂九段、山本正人七段も応援に駆けつけられました。選手、役員を含め約140名が参加し、平塚市の囲碁の街への取組み、毎日新聞の囲碁への取組みの熱意が伝わって新しい企画は2年目に引き継がれ盛況でした。

写真集
写真をクリックすると拡大写真が現われます
平塚ステーションビル・ラスカ6階大ホール入口。
1回戦の開始。
賞品はたくさん用意されました。優勝カップがないのは持ち回りのためです。第1回の優勝は平塚市でした。↓ 高校生以下の対戦は高:高、高:中、中:中、中:小、小:小の組合せが実現します。高:小はないかも。
開会を待つ緊張気味の選手、父母、など関係者でいっぱいです。 ベテランも頑張っています。
司会を務める山本事務局長。 集中している姿は頼もしい。
冒頭の挨拶をされる鷲尾神奈川県支部連合会副会長。特に世代に引き継がれる碁のすばらしさを称え、関係者のご協力に感謝の言葉を述べられました。 可愛く打っていますがみんな有段者です。
主催者の小川毎日新聞横浜局長は、世代を越えたチーム囲碁交流が日本、世界へと広がっていくこと、夢、地域を愛する心をを育むことを期待していますと述べられました。また、関係者へ感謝の言葉を述べられました 鷲尾副会長、原田審判長が見ているのは名うての小学生同士の対局
大蔵律子平塚市長は、囲碁の街平塚をめざして支援していること、今年度は平塚囲碁祭りに加え、6月本因坊戦誘致、7月七夕の囲碁大会、さらに木谷実記念館設立に向けて木谷実ギャラリーのイベントを企画しているとのお話がありました ベテランも3、4回戦ともなると疲労の色も隠せないか
第1回優勝の平塚チームから小川毎日新聞横浜支局長に優勝カップが返還されました。 山本正人七段も観戦しています。検討碁にもコメントされていました
松本泰男神奈川支部連合会常任理事から試合ルール、入賞者全員に楯およびメダルが授与されること、市側から参加者全員に囲碁饅頭のお土産があること、神奈川囲碁年鑑¥300、などなど盛りだくさんな紹介がありました。 女性群は疲れも見せずはげしいバトル
スイス方式の説明。今後は、スイス方式のソフトを使うことも考えられます。 優勝はついに藤沢市に代表に小川毎日新聞横浜局長から優勝の賞状、つづいて、・・・・↓
昨年、7度目のアマ本因坊に輝いた原田審判長さんのご挨拶若い頃は実力があったと思うが今は楽しく打っている、7回目の本因坊は天から降ってきた感じです。囲碁は老若男女を問わず楽しく打てる。本企画は他に類を見ないので全国、世界に広がってほしい。↓ 藤沢チームの席に優勝カップが置かれました来年はどこに?↓
鷲尾副会長、原田審判長は最後まで熱心に観戦していました 最後のご挨拶をされる多田平塚市文化局長。囲碁の街平塚に朝早くから集まった参加者の労をねぎらい、来年の再会を誓い合いました。
子供たちの着手は早く、新鮮です。→↑

感想
広い豪華な会場で落ち着いた雰囲気で碁が打て、参加費も手ごろで、お土産もいただけるほどサービスが行き届いた大会でした。世代を越えたチーム編成がユニークなこの大会は今後まますます注目を浴びると共に、各チームともより強力メンバを出してくるようになると思います。
平塚市は大蔵律子市長がご挨拶をされるほど囲碁の街つくりに熱意を持っています。 平塚市では今年度、

 ・6月24日、25日本因坊戦第5局
 ・7月4日、七夕囲碁大会
 ・10月の500面打ちの囲碁まつり
 ・来年2月、木谷実ギャラリー

を企画されているようですので後日ご紹介できると思います。

終わりに、関係者のご尽力に感謝いたします。