日本棋院普及活動受賞 喜びの声

津久井トータス碁友会支部長    西 由美
 
「人の輪」

この度は図らずも普及活動賞を受賞し、有難うございました。

津久井町に住むようになって7年になります。こちらに参ります少し前、仕事をやめました折に、住んでおりました四谷から歩いて行ける距離でしたので、本格的に囲碁を始めようと思い立ち、市ヶ谷の日本棋院に通うことにしました。プロの先生にも指導を受け段位もいただいております。

津久井町の住人になって、ご近所の方々と仲良くなりたい、何か地元のお役に立ちたいと考えて「女性と子供のための囲碁教室」を始めました。現在、小学生から80歳代のおばあちゃままで30人以上が集まる囲碁の会が出来ています。実は男性がメンバーの約半数を占めていますが、やはり男性の参加が会を楽しいものにするのに一役かっています。(会場は自宅と津久井町の文化福祉会館の2ヶ所を使用しています)

囲碁は、考えて打つ知的なゲームですが、同時に美意識や直感といった右脳の働きが欠かせません。子供には頭の発達によく、老人にはボケ防止に何よりです。教室をやっていて嬉しいのは、子供達が囲碁を習い上達していくのを親御さんやご家族が共に喜んでくださることです。

私は今、手話を習い始めました。耳の不自由な方が囲碁をやってみたいとお見えになった時、お役に立ちたいとの思いからです。囲碁を通じて人の輪が広がって行く、何と素晴らしいことでしょうと思うのです。