第10回湘南ひらつか囲碁まつり--1000面打ち大会--

経緯

平塚市文化財団のホームページより、『平塚に囲碁の木谷道場があったことから、木谷實九段や多くの弟子達の功績を讃え、囲碁を平塚の特色ある文化として、市民の中に囲碁を普及させ、様々な囲碁イベントの開催を通じて、全国から注目される、囲碁のまちを目指しています。特に湘南ひらつか囲碁まつりにおける多面打大会は年々、規模を拡大し、北は北海道から南は長崎まで全国から毎年約6500人の参加を得ています。

日本棋院神奈川県支部連合会は、毎年、「おたのしみ抽選」コーナーを支援しています。


お楽しみ抽選の様子

先ず、写真でご紹介しましょう。
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対局開始前に”おたのしみ抽選”を済ませておこうと長蛇の列です。 抽選コーナー、最繁時は大童です。 碁盤セットが当たり大喜びの小学生。当たると鐘が鳴ります。 藤沢秀行名誉棋聖直筆サイン入りのセンスをゲット。強くなること請合い!

賞品は特選碁石、碁盤セット、藤沢秀行名誉棋聖サイン入りセンス、時計、などなど盛りだくさん。全員に、参加賞として白黒碁石付きキーホールダーと平塚囲碁饅頭白黒二つが配られました。

交代で休憩時間にのぞいた1000面打ちの様子を以下にご紹介いたします。プロ棋士の方は、総勢70人近くが参加されています。
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金新人王に3子で挑戦する小学5年生。定石もしっかり打っています。 若い竹清三段の指導碁。 女性棋士の指導碁はやはり人気の的。

会場では、この他にサイン会、ジャズ演奏、などなどのアトラクションがいっぱい。大幅値引きの囲碁ソフト販売はお奨めでした。


感想

天気予報は雨模様でしたが、ときどき小雨程度で気になりませんでした。テント張りのご苦労が伺えるほどに、大会準備の裏方さんたちのご苦労で囲碁祭りはすっかり定着しているようです。

プロとは対局はできなかったけれど、憧れのプロ棋士と一緒に写真を撮って大喜びのファンがいっぱいでした。その中に、昨年、故加藤正夫前理事長と一緒に撮った主人が若くして亡くなって、今回は小さな遺影の写真と共に参加しましたとおっしゃる奥様に遭い胸を打たれました。


「おたのしみ抽選」コーナではたくさんの賞品が用意され、思わぬ当選に大喜びの人、クジに弱いからなと残念そうな人さまざまでしたが、皆さんいい印象をもって帰られたようです。今回が何回目ですという方が多いので、リピータがどんどん増えているようで、今後この囲碁まつりがどのように発展・変化していくのか楽しみです。