2005年囲碁祭り(2005年) | ||||||||||||
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第16回湯河原温泉春のたより囲碁大会 ◆湯河原温泉協会、湯河原囲碁同好会主催 ◆団体戦は棋友会が13年ぶりの優勝 春の囲碁祭りとしてすっかり定着したこの大会は、毎年4月の第2土曜日(個人戦)と次の日曜日(団体戦)に開催される。今年も桜が満開となった9日と10日、会場の湯河原観光会館には、県内はもとより、東京、埼玉、長野の四都県から、50団体と個人が、2日間で延べ380人参集した。土曜日が個人戦、日曜日が団体戦と、湯煙の中での囲碁三昧が人気の秘密である。 強豪チームが腕を競う団体戦Aリーグは、県代表クラスを揃えた棋友会(芹沢民雄、窪庭孝、上林秀美、佐々木慶、北村広志)が決勝で厚木支部Aを5−0で下し、13年ぶり2度目の優勝を飾った。団体戦Bリーグは今年も女性だけの2チーム(八王子レディス、長野しらかば会)が参加し健闘した。又、9日には日本棋院の山本正人七段、金艶三段の指導碁も行われた。 【温泉名人】(総互先)高根宏之、上林秀美(以上横浜) 【温泉達人】(五・六段戦)仲田雅一(東京) 【温泉本因坊】(四段以下)大塚啓一(湯河原)、藤野雅也(横須賀)、小峯慶三(小田原)、荻野宏(東京)、窪川宏昭、舘内茂(以上八王子)、上村正 【団体戦A】(総互先)@棋遊会(藤沢)、A風鈴会A(東京)、B厚木支部A(厚木)C宇宙棋院みのる会(横浜) 【団体戦B】(ハンディ戦)@臥竜会B(藤沢)、@鈴木グループ(横浜)、@若葉会C(同)C風鈴会B(東京) 第16回小田原北条五代祭り囲碁大会 ◆西湘囲碁文化同好会主催 ◆北条早雲ら五代にわたる北条氏の威徳をしのんで行われる北条五代祭りの一環として、本大会が5月4日(祝)、小田原市民会館で開かれ、県内各地はもとより、東京、静岡、埼玉県などから熱心なアマ棋客149人が駆けつけた。大会は総互先の小田原名人戦と、A級(4、五段)、B級(二〜三段)、C級(初段以下)のハンディ戦に分かれ、持ち時間35分のルールでそれぞれ4回戦を戦った。 【名人戦】@大滝孝夫五段(静岡)、A松岡慎太郎六段(厚木)、B伊藤雄二郎六段(相模原) 【A級戦】@野中和五段(茅ヶ崎)、A石橋宏文五段(二宮)、B宇佐美茂五段(小田原) 【B級戦】@池上敬五三段(大磯)、A石井貴雄二段(茅ヶ崎)、B武内啓将二段(あきるの市) 【C級戦】@小林喜代司2級(小田原)、A徳田正7級(小田原)、B館内富男9級(鎌倉) (参加者の声) ・小林喜代司2級(76歳)、若い頃は将棋に夢中だった。最近は囲碁に明け暮れる毎日です』 ・マージャン(五段)の足立功初段(68歳)、『定年間近に覚えた碁の奥深さのとりこになった』 湘南ひらつか七夕子供囲碁大会 ◆平塚市、平塚市文化財団、湘南ひらつか囲碁文化振興事業実行委員会主催 ◆この大会は、夏の風物詩「湘南ひらつか七夕まつり」の一環として毎年行われる。7月9日、平塚市勤労会館に市内の小中学生を中心に252名が参加して行われた。ヒカ碁世代が中学校に進学した影響か、中学生の参加がかなり増えた。成績は順位を決めるのではなく、各クラスの成績上位者に敢闘賞が贈られた。受賞者は次のとおり。 【王者戦】全勝: 野口拓也 【A級戦】一敗: 小出竜也、平田泰之、笠井孝志、早川光希 【B級戦】全勝: 木川大吉、原田航大 一敗: 小野寺圭裕、守屋翔平、石井宏貴、大島拓飛、佐藤仁紀、大貫蒼真、伊藤和航 【C級戦】全勝: 蔡子維、飯野美央、支倉拓人、川野辺朋也、柳川毅 【D級戦】全勝: 熨斗力、島村浩平、松山恭大、中村駿哉、大森亮平、 【E級戦】全勝: 関直輝 一敗: 原田優介、立川翼 湘南ひらつか七夕囲碁大会 ◆平塚市、平塚市文化財団、湘南ひらつか囲碁文化振興事業実行委員会主催 ◆この大会も「湘南ひらつか七夕まつり」の一環として毎年行われる。今年も7月10日平塚市勤労会館に202人の参加者が熱戦を繰り広げた。 参加選手中最高齢は99歳の長谷川博さん! 学生時代には陸上の選手として活躍しただけあって、その健脚は今でも健在。家族が「一人で出かけるのは危ない」と心配するのをよそに、一人で参戦して大会を賑わせた。 【名人戦】@林宏一(大和)A藤沢幸夫(小田原)B勝俣信之(平塚)C池田通正(二宮) 【王座戦】@小島浩希、A鈴木遼太郎、B池上敬五(平塚) 【上級戦】@平井整二(長崎県)、A青木公克、B百瀬渡 【中級戦】@大村誠、A首藤達哉、B富樫一舒 【初級戦】@高達和、A三浦達也、B小塚優麻 第32回逗子市秋の囲碁祭り ◆逗子市囲碁協会主催 ◆ビーチで有名な逗子市にも囲碁愛好家は多く、逗子囲碁協会には会員が380人もいる。春秋に行われる囲碁祭りには市長杯が懸かり人気が高い。4月17日、逗子市役所で春の囲碁祭りが開催され、90人が参加した。 【Aクラス】優勝: 落合昭治七段、準優勝: 武山孝一五段、@平田英之四段、A徳久薫六段、B小尾正尚四段 【Bクラス】優勝: 常盤正人四段、準優勝: 植山義一三段、@本場芳治三段A田中昌平四段 B中沢信吾四段、首尾木一三段 【Cクラス】優勝: 内海信直二段、準優勝: 岩田岩雄二段、@小林ひろみ二段、A大黒庄次郎初段、B馬庭恒夫二段、青木輝光二段、藤田洋志初段 【Dクラス】優勝: 蓮実信克7級、準優勝:飯村主将4級、@都築章8級 (参加者の声) ・武山孝一五段(68歳)、『高校時代友人から碁を教わった。とにかく、理屈抜きで碁が好き』 ・落合昭治七段(77歳)、『子供の頃、叔父が熱心に棋譜ならべをしている姿を見て興味を持った。碁はとにかく素晴らしいの一語。日々またこれ発見。人生の全てに役立つ』 2004年湘南ひらつか囲碁祭り 1000面打ち大会 ◆平塚市文化財団主催 ◆1000面打ち大会 10月10日はあいにく朝から小雨模様。しかし、その雨の中を青時に赤く「碁」と染め抜かれたはっぴ姿のスタッフが手際よくテントを組み立てていく。平塚駅前の紅谷パールロードは200メートルにも及ぶなが〜い長いテント村となり、そこに用意された碁盤は504面。それで2回転するから、合計1008面打ちとなる。 1000面打ちに先立ち「詰碁ウォーキング」が始まる。スタート地点は「木谷實・星のプラザ』。平塚市が木谷實記念館設立の前段階として今年から市民プラザの一角にオープンさせたもので、既に1万人を超える入場者があったそうだ。そこで詰碁と地図を受け取り、平塚の町を歩き、最終チェックポイントを過ぎてもとの会場に帰ってくると、歩けば小1時間かかる。 会場はすっかり完成したが、残念ながら天候は好転せず、7路盤大会・太鼓やお琴の出し物・閉会式などは中止となった。 平塚ウインドオーケストラの祭りの開幕を告げる演奏、地元中学生のダンス、愛らしいこどもたちの元気な踊りに続いて、いよいよ1000面打ちの開始。大きな拍手に迎えられて、高尾紳路本因坊以下76名のプロ棋士の登場。北は北海道から南は香川県まで、文字通り全国から囲碁ファン6500人が押し寄せ、観戦者も途切れることがなかった。 祭りはこの他にも、中学生以下限定の、囲碁の握りにちなんだミルキーのつかみ取り、女性限定のリンゴプレゼント、お楽しみ抽選会、対局者交替のときに振舞われる漁師鍋、更には小山栄美女流名人の入門教室(何と、教えてもらってお土産が大根とごぼう‥白石と黒石)、人気棋士8人によるサイン会など、雨天とはいえ、ファンは大満足の一日であった。 |