経緯
自ら考える子供たちの成長を願って、日本棋院県支部連合会の根来文生会長が、従来のジュニア根来杯を発展させてジュニア十傑選として応援されることになり、2003年8月24日に小中学生が参加する第1回大会が開かれました。今回、第4回目を迎え、子供たちにとっては大きな楽しみの大会となっています。
参加要領
◆予 選 会
・日時: 18年8月20日 10時
・場所: 反町横浜囲碁サロン(東急・東横線反町駅徒歩0分)
横浜市神奈川区 アルプスビル4F
・資格: 県内在住、在学の小・中学生で有段者
・競技: トーナメント戦
総互先、持ち時間35分(時間切れ負け)
・選出人員: 10名(前年優勝者を含む)----前年度優勝者の藤野雅也君は決定戦へシードです
・参加費: 1,000円(参加賞付き)
・昼食: 各自持参
・敗者戦: ハンディ戦(2勝賞)
◆決 定 戦
・日時: 18年8月27日 10時30分
・場所: 鎌倉囲碁倶楽部(JR、鎌倉駅東口 アラビル3F)
・賞: 賞状と盾、副賞(1位〜5位)
・交通費: 一部補助
・昼食: 用意します
参加者
◆予選会
小中学生45名のエントリーがありました。当日は、残念ながら病気欠場者が2名出て、43名となりました。43名が9ブロックに分かれてトーナメントを行いました。
◆決定戦
予選会の各ブロック1位の9名と、前年度優勝の藤野君を含めて10名でトーナメント順位戦を行いました。
試合の組合せ方法
◆予選会
参加者に分かり易い以下の方法で組合せを決めました。特に、くじ引きについては宮島さんに行き届いた工夫をしていただきました。
<ジュニア囲碁十傑選予選会の対戦及び抽選要項>
@十傑選ですが、9名を選出する。(シードの1名は、前年度優勝の藤野雅也君)
A競技はトーナメント戦とし、9ブロックに分ける。(本日の参加者45名)
B手合は、オール互先。(コミ 黒 6目半出し)
C持ち時間は、各自35分。(時間切れは負け)
D対戦相手は、抽選による。
1、しーど選手(9名)を、9ブロックに分ける。---位置は、各ブロックの1番。
2、兄弟姉妹(3組6名)を、別ブロックに分ける。(注)平野君
3、同一囲碁教室(6教室14名)を、別ブロックに分ける。(注)小俣君、諌山君
4、同一学校生徒(1校2名)を、別ブロックに分ける。(注)諌山君
5、上記以外の選手(15名)を、まとめて抽選する。
E敗者戦あり。(本戦の第1試合の敗者のみを対象都市、参加自由)
(ハンデ戦とし、3回戦迄の2連勝あり)
(注)対局開始に遅れた人も時計をスタートします。
◆決定戦
予選会のブロック1位の9名と前年度優勝者の組合せは事前に決められています。後述のトーナメント図参照。
結果
◆予選会
ブロック |
ブロック優勝 |
ブロック参加選手 |
A |
平野翔大 |
平野翔大、福田ひかる、小川勇吾、吉田樹正、筒井桃子 |
B |
小笠原洋志 |
小笠原洋志、谷麻衣子、柏崎宏洋、小野翔貴、菅谷裕希 |
C |
大関 稔 |
大関 稔、馬取光生、前田 暖、島崎 遼、小野 拳 |
D |
平野佑騎 |
平野佑騎、小森満美子、谷結衣子、今西 彩 |
E |
山田 亮 |
小俣 亮、鈴木一世、東海林龍、長瀬孝政、山田 亮 |
F |
斉藤正樹 |
斉藤正樹、河野裕行、竹内裕紀、矢部貴大、大西美帆 |
G |
浪江峻史 |
浪江峻史、小森公陽、野村美優、原 英嵩、田崎嵩音 |
H |
石村竜青 |
石村竜青、加賀谷紅葉、池田舞子、田本昌弘、見上達哉 |
J |
平田雅人 |
及川泰司、平田雅人、野村美奈、桑折 樹 |
◆決定戦
|
優勝 大関 稔
2位 斉藤正樹
3位 藤野雅也
4位 平野佑騎
5位 小笠原洋志
6位 石村竜青
7位 浪江峻史
8位 山田 亮
9位 平野翔大
10位 平田雅人 |
予選会写真集 (インデックス写真をクリックと拡大写真が表示されます。)
|
反町横浜囲碁サロンの席亭の宮島さんが詳しくくじ引きの説明をしました。皆さん納得されたようでした。↓
|
|
いよいよ2回戦、熱戦が続きます。↓ |
|
きじ引きでどのブロックに入るか生徒たちは一喜一憂していました。高校野球の抽選組合せのようです。↓ |
|
集中、熱戦。↓ |
|
いよいよ最初の対局、緊張のスタートです。↓ |
|
集中、集中。 |
|
次第に雰囲気にも慣れ集中し始めます。↓ |
|
集中、熱戦。↓ |
|
熱戦が続きます。↓ |
|
昼休みには子供たちにリラックスしてもらうために、県支部連合会の梶原常任理事が囲碁と宇宙、歴史、お友達のプロジェクターを写しました。 |
|
隣の部屋では、手空きの選手達の練習対局や、惜しくも負けてしまった子供同士の親睦対局が行われています。→↑ |
|
|
◆神奈川新聞掲載
2006年8月29日朝刊
感想
県10傑を決める大会だけあって、初段から六段まで、実力者揃いです。予選会のブロック戦の9つの椅子をめぐる1位決定戦などは、全局を見て、集中して、思い切り石をぶつけるシーンが見られ感動的でした。終わって、負けても「ありがとうございました」の挨拶もしっかりできていてさわやかでした。検討碁も、こうすればよかった、こうゆう手があったのではと、親睦の会話もできていました。決定戦は10位以内の座を占めろことができることもあって、若干ゆとりをもって対局していたのではと想定します。今後の、子供たちの成長が楽しみです。
終わりにあたり、参加いただいた子供たち、父母の皆さん、大会を盛り上げていただいてありがとうございました。また、ご協力頂いた、反町横浜囲碁クラブの宮島さん、鎌倉囲碁倶楽部の木村さん、お疲れ様でした。
|