トピックス


ヤッター!優勝 浅野中 川島小も準優勝
編集局

第4回「文部科学大臣杯小・中学校団体戦」全国大会が7月29日・30日に日本棋院で行われ、浅野中が初優勝、川島小も準優勝と頑張り、会場からは「神奈川強し」と感嘆の声が上がった。

浅野中は予選リーグを3戦全勝で突破。トーナメント1回戦はつくば市立手代木中(茨城)、2回戦は麻布中を撃破し、決勝に進出した。
決勝戦の相手は印西市立西の原中(千葉)。先ず30分もしないうちに三将の桑折樹君が大差で勝利。次に大将の諌山周平君が勝ち優勝を決めた。副将の山田亮君は敗れたが、ご愛嬌である。

「まさか優勝できるとは‥‥。ベスト8に入れればいいかなと思っていた」と主将の諌山君。浅野の囲碁部は、高校生も含めても3人しかいない。出場した3人の選手はそれぞれ、テニス部・剣道部・バトミントン部に所属しているので、囲碁は部活動よりも個人研究が主だと言う。偉いねー、青春時代は囲碁だけでなく、他のことにも精を出しましょう。多くを語るより、神奈川囲碁年間表紙の嬉しそうな表情をご覧下さい!

横浜市立川島小も頑張った。予選リーグを3戦全勝で勝ち抜き、決勝トーナメント戦では、1回戦で豊後大野市立緒方小(大分)、2回戦で市川小(千葉)を破り決勝に進出、新宿区立市ヶ谷小(東京)との決戦となった。まず、三将戦は山田俊龍君が敗れたが、副将戦では平野祐騎君が半目勝ち、残る大将戦の平野翔大君は序盤優勢で、一時は「小中ダブル優勝か!」と思われたが、相手の猛攻にあって翔大君の大石が死んでしまい惜敗となった。終局後翔大君はうつむき頭を抱えて動かない。タオルを渡されると声を上げて泣いた。「2回戦あたりから急に相手が強くなってきて、嫌な気がしていました。決勝戦は無理をしすぎて負けちゃって悔しい」と翔大君。いいよ、その悔しさが又一層の上達につながるからね。

なお、この他の本県学校の成績は次のとおり。
【入賞】
○4位に入賞 横浜市立大豆田小(硯川俊正・仁科亮一郎・三浦賢翔) これも立派!!
硯川俊正君(3年)「3位ならメダルが貰えたのに惜しかった。普段はお父さんと毎日打っています」
○7位に入賞 横浜市立名瀬小(野村美奈・野村美優・佐伯栄亮)
【その他の学校の成績】
小学校の部の平塚市立港小と、中学校の部の聖光学院中・横浜市立西本郷中・湘南白百合学園中・相模原市立上溝南中は、予選リーグを枠抜けできず入賞はならなかった。