第4回東日本都市対抗囲碁大会

新宿区チームが優勝!!

 毎日新聞社が箱根町などの協力を得て取り組む「盤樹の森」構想は、囲碁・将棋盤の最適材『カヤの木』を箱根に植林する地球温暖化対策のエコロジーの象徴でもあり”筋のいい”提案です。500年後にやっと盤として切り出せるというロマンのある計画、500年後、地球はどうなっているのでしょうかとても気になります。

 東日本都市対抗囲碁大会は4回目を迎え、落ち着いた大会として定着して来ました。今回は、新宿区の意気込みが新宿区に初優勝の栄冠をもたらしました。おめでとうございました。

 本ページは、地元の囲碁協力団体として日本棋院神奈川県支部連合会が、毎日新聞社の了解を得て、同社のページを補完する意味で掲載させて頂きましたのでお楽しみください。不備などございましたら編集局までご連絡ください。


日時
 2008年8月2日(土)午後〜3日(日)午前

主催
 毎日新聞横浜支局、 日本棋院

後援
 文部科学省、農林水産省、環境省、神奈川県、神奈川県教育委員会、小田原市、小田原市教育委員会箱根町、箱根町教育委員会、箱根町観光協会

協賛
 三菱商事、東京海上日動、パンダネット

協力
 日本棋院神奈川県支部連合会、(財)日本ペア碁協会

場所
 ザ・プリンス箱根(相模)

大会 および アトラクション
(1)大会
◆各都市の代表チーム

 八戸市(青森県)、花巻市(岩手県)、仙台市(宮城県)、秋田市(秋田県)、山形市(山形県)、那山市(福島県)、つくば市(茨城県)、宇都宮市(栃木県)、桐生市(群馬県)、本庄市(埼玉県)、千葉市(千葉県)、新宿区(東京都)、川崎市B(神奈川県)、横浜市A(神奈川県)、長岡市(新潟県)、北杜市(山梨県)、大町市(長野県)、浜松市(静岡県)の18チーム (1チーム7名+補欠)が参加しました。


◆試合方法
 2日午後、A(4チーム)、B(4チーム)、C(4チーム)、D(6チーム)の4ブロックに別れて1回戦〜3回戦を行い、各ブロックの1位が3日午後の1〜4位戦に、各ブロックの2位が5〜8位戦に参加します。
 ・持ち時間45分、オール互先、6目半コミだし

参考)神奈川県代表メンバ
 
横浜市
 
上田善弘(シニア)、府川浩二、竹内貴弘(成人)、野村園美(女性)、平山由佳里渡邊拓未(高校生)、石村竜青(小中学生)、谷麻衣子(小中学生)
 川崎市B
 秋山達郎(シニア)、窪庭孝(成人)、藤堂高帆(成人)、佐野有香(女性)、南塚亜輝(高校生)、矢部高大((小中学生)、福田ひかる(小中学生)

(2)アトラクション
◆ペア碁
 4回戦に進めなかった10チームからペア碁のチームを1チームずつ選出していただき、これに、向井芳織初段ペア(懇親会で選出)、混成チーム(親睦会で最年長、最年少ペア参加依頼)が加わって、10ペアで行われました。

 (協力
 
日本棋院: 向井芳織初段
 
日本棋院神奈川県支部連合会: 柏倉清蔵、梶原俊男 

◆指導碁碁
 同様に4回戦に進めなかった10チームの中から抽選で、信田成仁日本棋院副理事長、原田実元アマ本因坊に指導碁を打っていただきました。

結果
◆大会
順位 チーム名 順位 チーム名
優勝 新宿区 5位 つくば市
準優勝 横浜市 6位 郡山市
3位 浜松市 7位 花巻市
4位 秋田市 8位 仙台市

個人全勝
 1日目で敗退したチームの3勝者、および2日目の順位戦参加チームで2日間通しての5勝者に全勝賞が贈られました。
京野秀夫(秋田市)、山本昌稔(浜松市)、伊藤 舞、外柳是聞(花巻市)、小野幸雄、長谷 泉、藤間幸一(つくば市)、鮫島一郎、藤田光彩絵、平野佑騎、藤沢秀一(新宿区)


ペア碁
 ペア碁は12チームが参加し、今回は本大会と同じく互先で対局しました。
(1)2勝ペア
 東海林ルミ子、庄司八夫(山形市)、佐野有香、藤堂高帆(川崎市B)、福田ひかる、南塚亜輝(混成1;川崎市B)
(2)他の参加ペア
 池田綾子、加藤圭亮(八戸市)、斉藤マサ子、北村広史(宇都宮市)、橋本富美、石井成幸(桐生市)、奥野節子、鈴木正文(本庄市)、川津芙未菜っ、清水達也(長岡市)、大森留美、鈴木理広(北杜市)、牧野新子、松本宏(大町市)、赤羽亜由美、岡実(混成2;大町市、本庄市)、向井芳織、丹羽準也(混成3;プロ棋士、千葉市)

写真集 (インデックス写真をクリックと拡大写真が表示されます。

◆開会式(2日
今年も流暢な司会を務められる毎日新聞社の中野さん。貴賓せき席の山口昇士箱根町長、向井芳織日本棋院初段、原田実元アマ本因坊を紹介
横浜市Aチームの平山由佳里さんから優勝杯の返還。
箱根でカヤの樹が減っているが本企画のスタート、500年後に伝統を伝える、交流を深め盤上に悔いのない戦いを、関係者に感謝と語る小島明日奈毎日新聞社美術・文化担当部長。↓ 今大会の賞品。↓
日頃の成果を発揮して故郷に栄冠を、本大会は夏の箱根の大きな行事に成長、カヤの木の植樹、箱根の特徴、最後に温泉につかって英気を養ってと語る山口昇士箱根町長。→↑ 盤樹の森の模様しものの展示パネル。

◆1〜3回戦(2日

<拡大ナシ>山本正日本棋院神奈川県支部連合事務局長の大会全般の案内、特に携帯のマナーについてお願い。↓ Cブロック1回戦 浜松市 vs 長岡市
<別の場面の写真転用、拡大ナシ> 発声生涯になっていても年齢に関係なく碁が打てて桐山杯でもプロと対局できた。3世代の親睦、楽しく打ってほしい。みなさんマナーがよくて審判しててもトラブルなしと原田実元アマ本因坊。↓ Cブロック1回戦 千葉市 vs 花巻市↓
<別の場面の写真転用、拡大ナシ>試合の進め方、時計は打った手で、勝ったチームが届出などを説明される佐々木慶事務局長(神奈川県囲碁連盟事務局長)。 Dブロック1回戦 桐生市 vs 北杜市↓
Aブロック1回戦 秋田市 vs 川崎市B↓ Dブロック1回戦 大町市 vs つくば市↓
Aブロック1回戦 那山市 vs 八戸市↓ Dブロック1回戦 山形市 vs 新宿区↓
Bブロック1回戦 本庄市 vs 仙台市 たまたま相手選手がいなくて子どもの相手をするシニア。囲碁は年齢を超えて打てるよい例。↓
Bブロック1回戦 宇都宮市 vs 横浜市A→↑ 試合後、ゲーム樹で検討する子ども達。これからは、囲碁においても、携帯など、新しい機器を活用する時代が来るのは必至。

懇親会(22日
懇親会を司会する毎日新聞社の藤原さん、中野さん。 明日の1位カら4位を争う各チームの意気込み発言。 ↓
世代を超えて対局できるすばらしい大会を日本棋院として応援して行きたいとご挨拶される信田成仁日本棋院副理事長。 テーブルを超えて交流。
日本棋院関係者のテーブル。手前、向井芳織初段は記念撮影にひっぱりだこ。→↑

順位戦(23日
決勝戦の新宿区対横浜市Aの熱戦。各対局は棋譜が取られ、毎日新聞社のページで紹介されました。シニアの主将同士の対局はパンダネットさんのご好意でライブ中継されました。→
1位〜8位のトーナメント戦結果。

ペア碁(23日
ペア対局の熱戦。↓
3位の藤沢市チーム。常に上位を占めているのは総合力があるからなんでしょう。↓
ペア対局の熱戦。→↑

指導碁(23日
決勝戦のシニアの主将同士の対局は、パンダネットさんのご好意でライブ中継されました。今回の新しい試みで、ここまでインターネット時代が浸透してきていることに驚きました。↓
3位の藤沢市チーム。常に上位を占めているのは総合力があるからなんでしょう。↓

表彰式および閉会(23日
優勝の新宿区チーム。↓
5位のつくば市チーム。↓
準優勝の横浜市Aチーム。 6位の郡山市チーム。
3位の浜松市Aチーム。 7位の花巻市チーム。
4位の秋田市チーム。 8位の仙台市チーム。
閉会のご挨拶 小島明日奈毎日新聞社美術・文化担当部長
瀧澤雄太アマ本因坊も駆けつけてくださいました、皆様のご協力に感謝。囲碁がスキのみなさんが楽しく打てる盤樹の森をさらに充実させて行きたい。
原田実審判長
半目勝負、残り時間1秒もあり熱戦でした。お疲れ様、楽しく打てたでしょうか。中国、韓国にもない日本的な世代間交流が発展して行けば日本囲碁の復活も近いでしょう。

毎日新聞掲載
 大会の事前広報、結果の報告が当日、翌日の毎日新聞に掲載されました。
 

感想
 本大会も第4回目を向かえると、すっかり落ち着いた雰囲気になって、緑の箱根の森に囲まれて盤樹の森の精神もより浸透してきた感じがします。スケジュールも混乱なく、効率的に進められました。会場は、今年も若い小中高生、女性の参加で活気があり、シニア、一般の参加で世代を超えた交流が行われていました。

 終わりに、毎日新聞社を始め関係者のみなさまに深く敬意を表します。