支部連合会設立10周年ベトナム訪問

ホーチミン市で親善対局!!

事務局長、山本正さんの手記

 日本棋院神奈川県支部連合会は設立十周年を記念してベトナム・ホーチミン市の囲碁愛好家たちとの親善交流試合を十月二十六日、同市のレストランで行った。

 この計画は現地で事業のかたわら、囲碁普及活動を長年にわたり行っている加藤支部長のご尽力により実現した。旅行団は平山重松支部連合会会長を団長に今井貞人、伊藤f正(以上相模原支部)榎本勝則、山本正(以上金港支部)加藤次雄(関内本因坊)木村憲司、赤尾昌也(以上鎌倉中央支部)の八人に、平山、山本夫人を加えた総勢10人。ベトナムの選手は世界アマ選手権戦ベトナム代表経験者を筆頭に、女性トップクラス4人が交じった有段者16人で社会人が4人と中学、高校・大学生たち。

 試合は総互先の手合で2回戦行い、結果は連合会九勝七敗の好勝負。選手の応援に駆けつけた仲間と、囲碁教室に通う子供たちとその付き添いの父兄を含め60人が参加し会場は熱気に包まれていた。言葉は通じなくても、さすがは「手談」。終局後随所で検討し合う風景がみられた。懇親会には越日友好協会副会長の挨拶の後、平山会長が一行を代表して謝辞を述べた。
 
 ベトナムまで5〜6時間のフライト。ちょっぴり心配したエコノミー症候はノープロブレム。せっかくベトナムまで来たのだからと、足をのばしてカンボジアのアンコール・ワット遺跡を見学する。世界遺産に登録されるだけあって建造物の豪壮さと華麗さには圧倒された。ホーチミン市の印象は、街のいたるところでオートバイ群が道一杯にひしめきあって走っているさまはまるで「ウンカがわき出たよう」といったらよいだろうか。移動する専用車の車窓で何度か「危ない」とさけんだものだ。横断するのが命がけと思ったのは私ひとりでなかった。ダイナミズムとエネルギッシュにあふれたこの国の未来は明るいとつくづく感じた。

 ベトナムは10月までが雨季。日ごろ心掛けの良い人たちと同行したお陰で天気に恵まれ、楽しい旅行となりました。 (山本 正)


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