久里浜研石会で常石アマ名人を応援           

久里浜研石会のご紹介
 久里浜研石会は、囲碁愛好家の土居信二郎さんが主宰する囲碁任意団体で、横須賀市周辺の三浦市、逗子市、横浜市金沢区などからいろいろな人脈をたよりに20名ほどが集まっているようです。囲碁指導を依頼されている館石康寛さん(慶大囲碁部出の県下の囲碁強豪)は、常石隆志アマ名人や地元の日本棋院院生なども指導するなど、品格ある囲碁を打つことで信頼を集めています。囲碁団体は、人脈や、趣味や、集まり易さなどのいろいろな生い立ちで誕生していますが、研石会は、名前から伺えるように筋のいい碁を目指しているようです。

常石アマ名人を応援するイベントの開催
@日時
 2010年8月24日(火)、午後

A場所
 北辰塾(塾長;小屋敷順信)----京急久里浜駅より徒歩3分、アーケード内

B内容と写真
 今や、全国的に有名なった三浦市出身の常石隆志アマ名人の指導碁を受けることで、子ども達はアマ名人の薫陶を受けさせると共に、大人の会員には本格的な碁の打ち方の流れを感じ取ってもらえることを期待し、指導碁への感謝の気持ちを伝えることで、日本碁界の若手の代表に成長してほしいとの応援の気持ちを伝えることが込められているようです。
 当日は、常石アマ名人の生みの親である三浦市の中山弘さんもちょっと応援に駆けつけられました。また、夏休みでもあり、館石さんの指導を受けた院生も参加していました。

)インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。

指導碁 検討碁

C棋譜の紹介
 
 白 常石隆志 朝日アマ名人 vs 黒  Aさん(鷹取小6年) 7子局----172手以下略、白11目勝ち
 白 常石隆志 朝日アマ名人 vs 黒  B くん(浅野中1年) 7子局----172手以下略、黒7目勝ち
 白 常石隆志 朝日アマ名人 vs 黒  C くん(慶応高1年) 4子局----135手以下略、白中押し勝ち

イベント参加後記
 いろいろなところで、いろいろな囲碁愛好家の方々が囲碁を楽しんでいることを知りました。久里浜研石会は、剣道の達人の土居さんがまとめ役で、今回のイベントは指導者の館石さんが、常石アマ名人が院生になる前後のころ指導をされていたのが縁で、アマ名人になられたことへのお祝いと今後への応援を兼ねて来ていただき実現したものです。
 素質のある子ども達も来ていましたので大いに刺激を受けたと思います。プロの先生の多面打ちでいつも感心させられのは、打碁の検討で全ての棋譜を覚えていることです。常石さんは実質的には最早プロです。また、館石さんの当を得た質問に、分かり易い解説をされて、大人達も大いに勉強になったようです。

 今回の会場の北辰塾は、塾長の小屋敷さんも囲碁好きで、最近の市民大会ではしばしば4勝して賞品のビール券をゲットしています。早稲田の相撲部出身で、塾での指導の原点には相撲道や棋道も取り入れられているようで、ユニークな塾のようです。囲碁の好きな子は勉強もできることになればいいですね。

 帰りに、車で三浦市の家までお送りし、約30分ほどのドライブを楽しみました。前に久里浜から家まで2時間の道のりを音楽を聴きながらよく歩いて帰ったこと、アマ名人になったときのインタビューは立派だったのによく発言できなかったと反省している、昨年韓国に修行に3ヶ月ほど行き韓国語が少しできるようになった、囲碁の勉強はプロの打ち碁を並べるのがもっとも多いなどなど、19歳の青年にしては風貌に似合わず細かい神経が行き届いています。いま、プロ試験を目指していますが、将来、立派に大成すること請け合いです。

 <県囲碁連盟事務局: 梶原俊男>