寄稿

ご挨拶 厚木市囲碁連名会長
 
  浦西 征郎

 厚木は県代表クラスの打ち手が多く、幾多の大会で名声を得ている土地柄です。そういう中で、厚木市囲碁連盟は市民文化祭での囲碁大会(個人戦)の主管団体として厚木市文化協会に所属して活動しており、今年で48回目を数えるに至りました。

 当連盟は一層の囲碁の普及・活性化を目指し、平成13年には、日本棋院厚木支部を設立させ、ヒカルの碁が盛んな平成14〜5年ごろには、市、文化協会と協働して子ども囲碁教室を開講しました。これらの活動フォローの過程での盛り上がりが、平成16年から始まった厚木市囲碁団体対抗戦として実を結び、今日に至っております。

 囲碁は相手と場所が必要ですが、ハンデをつければ誰とでも打てるという特徴がありますから、仲間作りがきわめて容易です。又、他国ではスポーツ扱いでも、静かに二人で対局するときは伝統文化(棋道)を感じることができ、団体戦となればスポーツ同様に連帯意識も芽生える素晴らしいものです。厚木市はこのお手本のような地域で、市主催の厚木塾の中には囲碁習得講座があり、各地区の公民館や自治会など多くの団体が、仲間作り、レベルアップのために活発に活動しています。
 
 お稽古事はその上達具合を披露・確認する場が是非必要です。また、高段者と接する機会を作ることも大切です。当連盟は、このような土地柄にあって、仲間作り、レベルアップのためにも色々の機会を提供していきたいと考えております。
 
 なお、当連盟は囲碁愛好家全てのための活動をしておりますので、会員制は採らず、有志の方々が役員となっております。