地域・学校と囲碁普及活動モデル

                        ・・・・囲碁を学んで、友達の輪を広げ、
                                リーダーになる大きな夢と勇気を養う
・・・・

市民育成大学>  
企画運営 平山重松
事務局長 石井 実 

 川崎市にある育成市民大学の囲碁講座は、平成14年4月、文部科学省のゆとり学習を指導する方針のもと、学校が5日制になった時に、日本の伝統文化である「囲碁」を、子供達に伝承する目的で始まりました。



 子供達が自分で問題点を発見し、解決する能力を身に付けることが大切で、志向力を訓練し積み重ねることによって、子供達自身に感じて貰うことが出来れば、未来は明るく輝いた社会が約束されるでしょう。囲碁の勝負を楽しみの中で日々研鑽出来れば、これに勝る環境はありません。

 講師は、「いこいの家」で囲碁を楽しまれている人達にお願いする事で始まりました。毎週開講し、以来8年間、437回の囲碁講座を開いています。生徒は近隣の幼稚園児や小・中学生です。近隣の小学校でも話題となり、学校より指導要請が来る様になり、学校の年間カリキュラムにも組み込まれる様になりました。現在、講師の派遣は6年にもなります。小学校で指導を受けたある生徒からは、中学に入学し、囲碁部が無いと言うことで、学校長に協議し川崎市教育委員会へ日本棋院より、日本伝統文化の教育の場にと相談を申し入れ、2つの中学校に囲碁部が開設されました。この学校にも、育成市民大学より講師を派遣しています。

 育成市民大学は、神奈川県大会や日本棋院の大会等に参加して認定状を頂いていましたが、平成22年7月〜9月にかけて、独自及び、県大会の規準に準じて、大会を開き、認定状(2段〜23級)を18名に授与しました。次回は、年明けから始めますが、3月の県大会には、大勢参加させたいと考えています。