第3回鎌倉子供囲碁大会<市長杯争奪>    

円覚寺で子供囲碁大会!!

鎌倉子供囲碁大会の経緯
 鎌倉市は人口17万4千人の歴史の街です。一昨年の第1回大会は市内の子ども達数10人、昨年の第2回大会は市外からも参加できるオープンな大会で90名ほど、今年は鎌倉を代表する円覚寺で開催されるとあって人気急上昇、保護者を含めて270名ほどが集まりました。

 昨年は、チリ沖大地震の津波警報が発令されてJR横須賀線が一時ストップするほどで、このため、松尾崇市長のご挨拶はありませんでしたが、今回は、鎌倉五山の一つ浄智寺朝比奈恵温住職(兼円覚寺教学部長)のご挨拶も併せていただくことができ、また、アマ強豪の永代和盛さん(ケーブルテレビ杯全国優勝)の参加も得られ、たいへんユニークな大会となりました。

開催日時
 2011年2月27日(日) 12時20分集合

場所
 円覚寺書院
 
主催
 鎌倉子供囲碁大会実行委員会

後援
 鎌倉市

大会運営
 こちらをご覧ください。

結果
(1)Aリーグ
優勝; 山下雄太郎
準優勝; 幕内 聡
(2)Bリーグ
優勝; 秋山翔吾
準優勝; 尾塚松寿
(3)Cリーグ
優勝; 松木南々花
準優勝; 鈴木貴大

写真で見る大会の様子
(1)会場へ
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JR北鎌倉駅 入場する子ども達 対局室から見える
庭園

(2)大会

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子ども達を元気付けるご挨拶をされる松尾崇市長。 朝比奈恵温住職は「囲碁も座禅も集中するのは同じ」と講話された。 A&Bリーグの対局。 Cリーグの対局。 入門腕だめしの子ども達。マスクの女の子は「囲碁未来」の表紙をデザインするイラストレータ、白石さんのお嬢さん。 分かり易くて面白い入門教室が定評の永代さん。 神奈川新聞掲載の棋譜を録る佐々木県囲碁連盟事務局長。 J・COM TVから取材を受ける木村憲司日本棋院県支部連合会常任理事。
集合写真です。

3)表彰
 近藤奎五実行委員長から表彰を受ける各リーグ優勝者。
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Aリーグ Bリーグ Cリーグ

神奈川新聞に掲載

大会取材後記
 今大会には鎌倉市のほか横浜市、藤沢市、三浦市、横須賀市などから小中学生と年長園児、保護者を合わせて約270人が参加し盛況でした。

 今大会の特徴は、何といっても、日本史を学べば必ず出てくる円覚寺での対局です。参加された方の中には、重要文化財や国宝のある由緒ある寺院で囲碁など打っていいのか、立派なお寺の中で碁を打てるなんてどんな気分だろう、お寺もじっくり見てやろうなどなどいろいろ思われたかもしれません。平安時代、宮廷、貴族に広まった囲碁は、武家社会の鎌倉時代では武士や僧侶などの知識階級から農業、商業の人々の間にも広まったようです。

 本大会のように、囲碁がとりもつ縁で、近隣の都市の子ども達・父母達同士の交流や、歴史に想いを馳せることがなどを体験できることはよい思い出として残るでしょう。浄智寺住職で円覚寺教学部長でもある朝比奈恵温さんは「禅寺で囲碁を打つことは、座禅するのと同じ。集中力を養ってください」とお話しされました。子ども達にはちょっと難しいと思いますので、父母のみなさんも一緒になってこの意味を話し合ったら面白いと思います。

 最後に、全国にも例を見ない由緒あるお寺での囲碁大会を実現された鎌倉市の関係者の皆様に敬意を表します。


取材> 白岩秀勝----県囲碁連盟事務局
協力> 近藤奎五----本大会実行委員長