第120回横浜市各区囲碁対抗戦           

---- 第120回記念大会はチャリティ大会 ----

戸塚区5年ぶりの優勝!!
大会概要
 4月、5月に行われた横浜18区の各区囲碁連盟主催囲碁大会は総勢850名の参加でした。この大会を勝ち抜いた各区6名の代表選手による18区の対抗戦で、120回目の記念大会となりました。

 横浜市囲碁連合秦会長の「120回を迎えた記念大会で記念品を皆さんにお届けする予定でしたが、この度の東北大震災を支援したく、各区の理事の方々におはかりして、その予算金額を充てることにいたしました」という開会あいさつの後、旭区と磯子区の囲碁連盟からも義援金が寄せられました。120回記念大会はチャリティ大会にもなりました。

日時
 2011年6月5日(日)10時開会/15時50分閉会 

場所
 神奈川新聞社12階(横浜関内)
 
共催
 横浜市囲碁連合会 区囲碁連盟対抗戦実行委員会神奈川新聞社

参加
18区囲碁連盟選手各区6名総参加選手108名
各区役員17名
実行委員会6名

試合要綱
@代表選手
 主将(四〜七段)、副将(四〜七段)、三将(初〜三段)、四将(初〜三段)、五将(1〜3級)、六将(4〜8級)の6名
A試合方法 
ハンディ戦による変則リーグ4回戦。対局時間は70分。
対局組合せは1回戦くじ引き,2回戦以降は順位による。
B各回勝敗
選手の勝ち数の多いチームが勝ち。
3勝3敗の場合は主将が勝ったチームが勝ち。
C順位決定
チーム勝ち,選手勝ち数合計の多いチームが上位。
次に主将の勝ち数,副将の勝ち数…の多いチームが上位。

成績結果
(1)対抗戦入賞 
  @戸塚区、A緑区、B泉区、C旭区、D港北区
(2)4戦全勝者----()内は(/区名/段級位) 
 柳下裕統(中/六)、井上剛夫(金沢/五)、宮西 克(港北/五)、萩上幸男(中/五)、森 優俊(西/四)、三橋治夫(戸塚/三)、江島正泰(西/三)、伊藤順一(金沢/1)、長田博文(緑/2)、宮城桂子(港南/4)、ファイソル ウマル(泉/8)

写真でみる大会の様子
@窓から見える景色
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A会場
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受付の様子。 挨拶される秦実行委員(市連合会会長9)。 進め方を説明される平松実行委員。 ご挨拶される神奈川新聞社の小澤様。 対局開始前の会場の様子。 元気な子ども達も参加しました。

)今回、県囲碁連盟の初めての試みとして、県囲碁連盟のホームページに載せる以下の対局の棋譜をとらさせて頂きました。

 黒 笹森 尚武(二級) vs 白 吉田 哲 (二級)----黒中押し勝ち

B優勝、準優勝チームの喜びの表情
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神奈川新聞社から表彰状が贈られました。
C4勝者の表彰----上位3チームからの3コマのみ掲示
拡大写真はありません。
神奈川新聞社の小澤様から4勝賞が贈られました。

神奈川新聞掲載
 2011年6月8日の神奈川新聞に掲載されました。

運営
@実行委員
 委員長:加藤茂夫、委員:秦圭四郎、平松勝利、宮島満希子、飯塚有美、八木庸之
A運営後記
 女性6名,小中学生6名の選手も大奮闘で、4戦全勝者に名を連ねました。5年ぶりに優勝した戸塚区囲碁連盟は4戦全勝で「優勝はまぐれでなく実力です。精進して次も頑張ります」とは戸塚区監督の冗談を交えたコメントです。緑区囲碁連盟の2位は監督の記憶にないほどの久しぶりのようです。かつて10区の大会は18区となり、区の囲碁連盟を60年の間、その時々の役員の方々が支えて120回を迎えたことは、全国でもまれでしょう。横浜の囲碁史としても誇れる区対抗戦です。----
平松勝利 (横浜市囲碁連合会)

取材後記
 確かに120回の大会開催はすばらしい実績です。継続性を維持する工夫もなされていて、例えば、レベル毎に選手を選ぶのは、年齢、性別を問わず平等のチャンスが与えられているのがユニークです。

 今回、チャリティ大会として位置付けられ、120回記念品の費用を東日本大震災の支援に充てられたということは忘れられない大会として記憶に残るでしょう。

 また、今回、県囲碁連盟として、ホームページに載せる棋譜を採録させて頂きました。今後も、県内の各地区の囲碁活動を積極的に取り上げ、囲碁王国神奈川県の囲碁をさらに元気付けて行きたいと思います。


取材 白岩秀勝----県囲碁連盟(幹事/事務局)
取材協力 平松勝利 (横浜市囲碁連合会)