第6回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会           

神奈川県代表、永代和盛さん、堂々準優勝!!

はじめに
 朝日アマチュア囲碁名人戦については、一昨年、昨年と神奈川県代表の常石隆志さん(現日本棋院初段)が、アマ名人獲得、アマ名人防衛と活躍され、その余勢で念願のプロ入りをされたことは記憶に新しいことと思います。
 今年度の県代表、永代和盛さんはどうだったでしょうか。やってくれました。韓国のアマ強豪の洪選手との決勝戦に進み、惜しくも白番1目半の惜敗、でも、堂々の準優勝でした。本ページでは、永代和盛さんの戦いの様子をご覧いただきます。

日時
2011年7月17日(日) 9:00〜 3回戦
2011年7月18日(月) 9:00〜 準々決勝、準決勝、決勝

場所
 日本棋院 2階

主催
 朝日新聞社、日本棋院

結果
決勝の棋譜
 白 永代和盛(神奈川) vs 黒 洪ソッ義(大阪)----黒、1.5目勝ち

 洪選手が優勝しました。洪選手は韓国のアマ出身で24歳の新鋭です。母国の大学で日本文学を学んだので日本語は堪能です。2008年に東京で開催された世界学生王座戦で準優勝しています。

永代さんからコメントをいただきました
『たくさんの方が応援してくれたお陰です。今後は更に精進をして、もう一つ上を目指したいと思います。』
棋譜の内容について
 86手目は当日の解説だった金八段も第一感はここだと言われていたようで一致しました(この手から秒読みに入りました)。しかし、90手目が疑問手で、中央を継続してオシなどを打たなければいけませんでした。
 それなら、白が優勢だったと思います。この後から、少しずつ崩されて、逆転されてしまいました。秒読みに入ってからも、黒は冷静に確実に打ってきました。この辺りに洪さんの実力を感じます。

会場の様子

 )インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。
@対局の様子
松1回戦での松田選
手との対局。
2回戦での三浦選手
との対局。
準々決勝での小野選
手との対局。
準決勝での平田
選手との対局。
決勝での洪選手と
の対局。

A棋譜解説
 金 秀俊八段の解り易い解説が行われました。
対局後の感想が述べられています。

B表彰
4位までの入賞者。 永代さんへの表彰状授与。

 朝日新聞より
 2011年7月19日付けの朝日新聞朝刊に掲載されました。

取材後記
 会場は全国大会の静かな緊張感が漂っていました。決勝まで進むには、1日3局で二日間打ち続けますので集中力を維持するのは大変なことと思います。体力・気力が求められ、囲碁はスポーツの一面でもあります。
 永代さん1目半の惜敗でしたが、素人目にも優勢のように見えましたので本当に残念でした。日本選手は、国内戦で、海外の強い選手と打ちますので大いに刺激になると思います。永代さんお疲れ様でした、来年も是非頑張って、優勝を目指していただきたいと思います。

取材> 白岩秀勝(県囲碁連盟)