第121回横浜市各区囲碁対抗戦           

都筑区、17年目の初優勝!!

大会概要
 9月、10月に横浜市18区で行われた区囲碁連盟主催の各区囲碁大会の参加総人数は約900名でした。この各区大会の各クラス上位者6名が代表選手となる区対抗団体戦です。

日時
 2011年11月6日(日)10時開会/16時閉会

場所
 神奈川新聞社12階(横浜関内)
 
主催
 横浜市囲碁連合会 区囲碁連盟対抗戦実行委員会

協賛
 神奈川新聞社

参加者
18区囲碁連盟選手各区6名、総参加選手108名
区チーム監督14名
実行委員会6名

試合要綱
@代表選手
 主将(四〜七段)・副将(四〜七段)・三将(初〜三段)・四将(初〜三段)・五将(1〜3級)・六将(4〜8級)
A試合方法 
ハンディ戦による変則リーグ4回戦。対局時間は70分。
対局組合せは1回戦くじ引き、2回戦以降は順位による。
B各回勝敗
選手の勝ち数の多いチームが勝ち。
3勝3敗の場合は主将が勝ったチームが勝ち。
C順位決定
チーム勝ち,選手勝ち数合計の多いチームが上位。
次に主将の勝ち数、副将の勝ち数…の多いチームが上位。

成績結果
(1)対抗戦入賞 
  @都筑区、A西区、B港南区、C戸塚区、D栄区
(2)4戦全勝者----()内は(/区名/段級位) 
 小野耐治(六/金沢)、肥塚淳次(六/栄)、寒河江国士(六/都筑)、森 優俊(四/西)、佐俣 勝(二/港北)、加藤統虎(初/港北)、小林正義(1/港南)、笹森尚武(2/戸塚)、小野涼太(6/泉)、新屋正和(7/緑)

大会模様
 最近、この大会は熱気を感じます。チーム6名の選手が戦う局面を監督が熱い視線で見ています。その回戦が終わると監督ともどもミニ検討会をしています。次の対戦に備えているかのようすもそこここに見受けられました。監督が敗けた選手に慰めと励ましの言葉をかけています。監督の役目でしょう。また、チーム勝ち数11勝のうち女性選手3名が7勝と健闘した区は8位になりました。ある区は選手総勝ち数12勝と5割(全24対局)でチームワークよく入賞です。まさに団体戦ならではです。そして、この熱戦を勝ち進み4戦全勝、選手総勝ち数16勝で優勝した都筑区の山本監督は「嬉しいです。分区17年目にして初優勝できました。とても運が良かったと思います」と本当に嬉しそうに挨拶をしてくれました。

54の碁盤上でチームのための勝負です。神奈川新聞社の12階会議室で対局する選手。

神奈川新聞社山本正記者が棋譜をとります。
  第3回戦:都筑区と鶴見区の主将戦

実行委員
委員長: 加藤茂夫  
委員: 秦圭四郎、平松勝利、宮島満希子、飯塚有美、八木庸之

大会後記
 開会式で秦連合会会長から「第120回記念大会の記念品費用を“東北大震災支援”に充て、碁盤・碁石20セット、宮城県囲碁連盟のお力添えを得て被災地の仮設住宅に送りました」と報告がありました。市連合会の「被災地の方に碁を打ってもらいたい」という一念が実現させたのす。そして、第121回を終えた今、参加した皆さんやお世話する方々は「普通に碁が打てる」ことへの感謝を感じていることでしょう。

 
記事: 平松勝利