第1回くらしき吉備真備杯こども棋聖戦 

             鈴木智大くん(横浜市立山元小学校3年)、堂々、3位入賞

背景
 本戦は、吉備真備ゆかりの地、岡山県倉敷市が新たに立ち上げた全国大会です。伊藤香織倉敷市長(下段の写真の上列中央)は開会にあたって、「真備が伝えてくれた囲碁文化の魅力と、倉敷の魅力を全国に伝えたいと思い、こども棋聖戦を計画しました」と述べられました(週間碁2012年1月2日・9日より引用)。倉敷市は、将棋の大山康晴15世名人を輩出したまちとしても知られています。
 また、倉敷市では、吉備真備にちなみ、無料の「吉備真備杯くらしき囲碁大会」がを開催されており、小中学生と高校生以上一般をクラス分けした吉備真備杯戦のほか、初心者を対象とした入門教室や指導碁も行われています。
 このような背景から、ユニークなこども棋聖戦が誕生しました。優勝者はなんと『こども棋聖』を名乗ることができます。

吉備真備: 学校で日本史を学ぶと、遣唐使としての吉備真備の記述が、唐の皇帝と囲碁対局する「吉備真備入唐絵巻」と共に必ず載っていました。吉備真備の詳細はこちらでどうぞ。

開催日
 2011年12月17日、18日

場所
 真備町の「マービーふれあいセンター」

主催
 岡山県倉敷市、アルスくらしき、読売新聞社、日本棋院

大会
@都道府県大会予定
 都道府県大会の日程はこちらをご覧下さい。
A神奈川県大会の結果
 神奈川県大会の結果はこちらをご覧下さい。以下の2名が全国大会出場権を得ました。
小学校低学年の部----6名参加
 優勝: 鈴木智大(横浜市立山元小学校3年)
小学校高学年の部----9名参加
 優勝: 嶋渓吾(川崎市立千代ヶ丘小学校6年)
B全国大会
 大会は、低学年の部(42名参加)および高学年の部(46名参加)部共に、予選リーグ戦を行い、それぞれ8名の選手が選ばれ決勝トーナメントに進みました。決勝トーナメントでは3位までが入賞です。

初代の子ども棋聖は、さいたま市立谷田小5年の林 隆羽くんでした。
神奈川県から、鈴木智大くんが、見事3位に入賞しました。嶋渓吾くんは、予選リーグ戦を突破するも、決勝トーナメント戦で優勝者の林 隆羽くんに1回戦でぶつかり惜敗でした。   

)倉敷市役所のホームページ

編集後記
 ご報告が遅れてしまいましたことをお詫びいたします。年末に、こども棋聖戦において、神奈川県代表の二人が予選リーグを勝ち抜いて決勝トーナメントに進み、低学年の部の鈴木智大くんが見事3位に入賞という嬉しいニュースが飛び込んで来ました。嶋渓吾くんも健勝トーナメントに進み、1回戦で優勝者の林 隆羽くんに惜しくも負けてしまい入賞はならなかったものの、二人揃って決勝進出は「あっぱれ」でした。
 このように神奈川県代表の選手が全国大会で入賞を果たすと、目標のレベルがぐっと近づいているのが実感できて、後につづく子ども達の励みなり、新しいヒーロー/ヒロインが生まれてくるという好循環になります。
 2012年の神奈川県の子ども達はどんな活躍を見せてくれるでしょうか楽しみです。