2011年度概観


2011年の神奈川県囲碁界を振り返って

 今年も神奈川県勢は、全国大会においては優勝、準優勝を成し遂げる活躍をした。県内四大棋戦とこれに次ぐ主要大会では、高根宏之さんと永代和盛さんの二人だけでタイトルを分け合う展開となった。また、親善ペア囲碁大会が新設され、大盛況のスタートとなった。 反面、東日本大震災の影響で、全国大会も県大会も中止になるものが多く、やむを得ないことではあるが、残念であった。

◆全国大会各棋戦の主な成績から
『文部科学大臣杯全国高校選手権囲碁大会』(7月)では、女子の部で谷結衣子さんが優勝した。神奈川勢としては12年ぶりの快挙である。
また、谷結衣子さん率いる湘南白百合学園が3位に入賞した。
『朝日アマ名人戦』では永代和盛さんが準優勝した。決勝戦は1目半の惜敗であった。
『佐川急便杯アマチュア本因坊戦』(8月)では、村上深さんが、堂々3位に入賞した。
『ケーブルテレビ局選抜囲碁選手権大会』(昨年11月)では高根宏之さんが準優勝。これも決勝戦は3目半の惜敗であった。
『全日本学生王座戦』(昨年12月)では、山本拓徳さんが準優勝した。
そのほかにも好成績が続いた。
『ジュニア囲碁パーク』(1月)に於いて、中学生の部では佐野飛鳥くんが連続優勝し、斎藤正樹くんが連続準優勝。
『ジャンボ大会(雪組)』(2月)日本棋院横浜本因坊支部が昨年入賞の3チームを破って優勝。
『文部科学大臣杯小中学校囲碁団体戦』(8月)では、平塚中等教育が6位に入賞。
『文部科学大臣杯少年少女囲碁大会』(8月)では、山岡秋桜くんが5位に入賞。
『全国高等学校総合文化祭』で本県チームは3位に入賞。
『関東中学校囲碁選手権大会』(9月)では、選手権クラスで平塚中等教育が優勝するなど、各クラスで上位をほぼ独占。
韓国で開催された『金寅杯国際シニア囲碁選手権』(11月)で「横浜本因坊」チームが見事準優勝を飾った。
『女流アマ都市対抗戦』(11月)では、白ゆり会が3位に入賞した。
『全日本学生十傑戦』(11月)で、秋谷昴志さん(早稲田)が10位に入賞した。

◆県内の主要な棋戦----青字は、全国大会代表
1月 神奈川囲碁十傑選 @高根宏之 A稲葉一宇 B吉田日向 C府川浩二 D高野和雄
2月 日本棋院支部対抗戦 @横浜本因坊 A宇宙棋院・横浜----チャンピオン戦
3月 ジュニア本因坊戦 @前田暖 A平尾有倫 B谷麻衣子 C重田一就 D李博暉
横浜市最高位戦 @谷結衣子 A国又 満 B佐野飛鳥、野村園美
4月 県高校春期大会(男子)  @小林大樹 A吉本賢司 B藤野雅也
同         (女子) @村並朝子 A池田芽萌里 B野村美優
5月 朝日アマ名人戦 @永代和盛 A高根宏之 B稲葉一宇 C佐野飛鳥 
6月 横浜市各区連盟対抗戦 @戸塚区 A緑区 B泉区 C旭区 D港北区
全国少年少女大会(小学生) @山岡秋桜 A藍谷慎太朗 B高嶋渓吾
同           (中学生) @前田 暖 A秋葉光一郎 B佐野飛鳥
全国高校選手権(団体) 《男子》@浅野 
《女子》@湘南白百合
同         (個人) 《男子》@小林大樹 A栗原和也 B石原康佑
《女子》@谷結衣子 A五味絢子 B平野恵子
7月 小中学校団体戦(小学校) @川崎市立千代ヶ丘A  A相模原市立鶴園 B西鎌倉A
同         (中学校) @平塚中等教育A A浅野A B聖光学院A C栄光学園 D逗子開成A
神奈川工科大学杯(団体) @県立相模原 A県立平塚江南 B県立舞岡
県高校囲碁大会(個人) @堀野一穂 A栗原和也 B竹内裕紀
毎日アマ本因坊戦 @高根宏之 A金龍輝 B石川紘 C正田倶基
8月 世界アマ選手権戦 @高根宏之 A佐野飛鳥 B吉田日向 C高野和雄
9月 県囲碁連盟対抗戦 @横浜市囲碁連合会・旭区 A日本棋院県支部連合会B
10月 宇宙棋院杯グランドチャンピオン戦 @永代和盛 A瀧澤雄太
達人戦 @横山豊 A柳下裕統 B秋谷昴志 C金龍輝
11月 横浜市各区連盟対抗戦 @都筑区、A西区、B港南区、C戸塚区、D栄区
県高校秋季大会(団体) 《男子》@栄光学園 
《女子》@県立平塚江南
同         (個人) 《男子》@堀野一穂 
《女子》@池田芽萌里
県囲碁ブロック戦 @チーム慶 A若葉会 B川崎倶楽部----Aクラス