第122回 横浜市各区囲碁連盟対抗戦           

港北区、5年ぶりの優勝 !!

大会概要
 2月〜5月に横浜市18区で行われた区囲碁連盟主催の各区囲碁大会の参加総人数は約900名でした。この各区大会の各クラス上位者6名が代表選手となる区対抗団体戦です。

日時
 2012年6月10日(日) 10時開会〜16時閉会

場所
 神奈川新聞社12階(横浜関内)
 
主催
 横浜市囲碁連合会 区囲碁連盟対抗戦実行委員会

協賛
 
神奈川新聞社

参加者

18区囲碁連盟選手各区6名、総参加選手108名
区チーム監督13名
実行委員会7名

試合要綱
@代表選手 
主将(四〜七段)、副将(四〜七段)、三将(初〜三段)、四将(初〜三段)、五将(1〜3級)、六将(4〜8級)
A試合方法 
ハンディ戦による変則リーグ4回戦。
対局時間は70分。
対局組合せは1回戦くじ引き、2回戦以降は順位による。
B各回勝敗
選手の勝ち数の多いチームが勝ち。
3勝3敗の場合は主将が勝ったチームが勝ち。
C順位決定
チーム勝ち、次に選手勝ち数合計の多いチームが上位。
その次に主将の勝ち数、副将の勝ち数 ・・・の多いチームが上位。

成績結果
(1)対抗戦団体入賞
@港北区、A戸塚区、B泉区、C緑区、D旭区
  優勝した区連盟は今年の「神奈川県囲碁連盟主催:連盟対抗親善囲碁大会」に出場します。

(2)4戦全勝者----( / )は段級位/区名
 小溝 和(七/旭)、柳下裕統(六/中)、野呂勝行(六/南)、瀬村宙伸(五/栄)、田代甚一郎(三/港北)、伊草金作(三/港南)、加藤統虎(二/港北)、磯村英雄(二/港南)、田中義範(1/泉)、長田博文(1/緑)、梶川 清(5/緑)

大会模様
 各区を代表した選手108名が対局している様子は壮観です。実行委員長が対局開始の合図を発すると“パチリ”と一斉に石音が集まります。それはあたかも参加した方々の区を代表しているという意気込みのようにも感じます。選手6名は区大会の上位者で編成していますが,主将を務めた高段者の新鋭,古豪が合いまみえた熱戦がひときわ目立ちました。今回3勝3敗は少なく5対戦でしたが、主将の勝ち負けでチームの勝ち負けがきまります。前回最下位の港北区囲碁連盟は中堅の大活躍により5年ぶりに優勝し、監督の磯部さんは「優勝するとはまったく思っていませんでした。嬉しいです」と優勝のあいさつです。また、入賞した5区のうち3区は前回の成績は14位,16位,18位で,代表が賞状や賞品を受ける様子は誇らしくも感じられました。入賞や全勝賞が渡されるたびに大拍手が起こり盛会のうちに閉会となりました。

18区の対戦風景: 神奈川新聞社の12階会議室で対局する選手。 優勝のことば: 監督は初
めての磯部さん。真面目な
方でした。
優勝した港北区: 若い人か
ら年配の方までチームワー
クよく。

実行委員会
 委員長: 加藤茂夫 
 委  員: 秦圭四郎,、平松勝利、宮島満希子、宮越 旦、飯塚有美、山本康弘

取材後記
 開会式で秦連合会会長から「昨年 “東日本大震災支援” として寄贈した碁盤・碁石を使った方が,わざわざ市連合にお礼を言いに来られました。いろんな方に使われていてよかったと思います」と報告がありました。横浜市囲碁連合会の囲碁活動は本対抗戦を軸として,個人戦である棋戦が3つあります。さらに囲碁を通じた活動が次の60年に向けて少しずつ広がる様子が見受けられます。

 取材・記事: 平松勝利