第123回 横浜市各区囲碁連盟対抗戦           

緑区、感激の初優勝!!

大会概要
 9月と10月に横浜市18区で行われた区囲碁連盟主催の各区囲碁大会の各クラス上位者6名が代表選手となる区対抗の団体戦です。

日時
 2012年11月4日(日)9時55分開会16時閉会

場所
 神奈川新聞社12階(横浜関内)
 
主催
 横浜市囲碁連合会 区囲碁連盟対抗戦実行委員会

協賛
 神奈川新聞社

参加者
18区囲碁連盟選手各区6名、総参加選手108名
区チーム監督13名
実行委員会8名

試合要綱
@代表選手
主将(四〜七段)
副将(四〜七段)
三将(初〜三段)
四将(初〜三段)
五将(1〜3級)
六将(4〜8級)
A試合方法 
ハンディ戦による変則リーグ4回戦。対局時間は70分。
対局組合せは1回戦くじ引き、2回戦以降は順位による。
B各回勝敗
選手の勝ち数の多いチームが勝ち。
3勝3敗の場合は主将が勝ったチームが勝ち。
C順位決定
チーム勝ち、次に選手勝ち数合計の多いチームが上位。
その次に主将の勝ち数、副将の勝ち数…の多いチームが上位。


成績結果
(1)対抗戦団体入賞
 @緑区、A都筑区、B保土ヶ谷区、C青葉区、D磯子区
 
)優勝した区連盟は来年の「神奈川県囲碁連盟主催: 連盟対抗親善囲碁大会」に出場します。

(2)全勝者----( )内は区名と段級位
小笠原祥二(緑/六)、堀 忠夫(青葉/六)、柳下裕統(中/六)、坂野正夫(神奈川/五)、森田要蔵(南/二)、加藤統虎(港北/二)、橋本規矩雄(旭/二)、只野勝義(戸塚/初)、茶木香一(保土ヶ谷/1)、家田治朗(緑/2)、花田恒雄(都筑/2)、伊藤順一(金沢/2)、鈴木彦市(緑/6)


大会模様
 なぜか、集まった選手みなさんの開会式での顔が嬉しそうです。お天気も良く、窓からみなと横浜がみえる神奈川新聞社12階は展望台のような雰囲気をもっているからなのでしょうか。これから真剣に碁が打てる嬉しさと楽しみが顔にあふれているようでした。実行委員長のあいさつで試合が始まると盤面に集中しています。進むうち激戦の様相が現れました。なんと全36対戦中、実に3分の1の12対戦が3勝3敗で主将勝ちで勝敗が決まったのです。優勝は緑区でした。初優勝です。古い話ですが1969年に港北区から分区して緑区が誕生しました。44年間の嬉しさは、感激した笠井監督の「初めての優勝で本当にうれしいです。全員が頑張ってくれた優勝でその点でもうれしく思います。この結果が緑区の囲碁をやる人の今後の励みになると思います」と優勝のあいさつに現われています。閉会式には入賞区以外の方も残り、入賞区や全勝者13名の選手の皆さんへ拍手での賞讃のうち閉会となりました。

写真
 )インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。
対戦風景: 神奈川新聞社の12階会議室で対局する
選手。
こども選手 こども達も碁
石をもつ姿はもう一人前。
棋譜取材 港南区田中さ
んと緑区下山さん。取材は
神奈川新聞山本さん。
優勝賞状 神奈川新聞小
澤さん(市連合理事)から緑
区笠井監督へ。
緑区選手: 嬉しい顔の面々
。これから地元で初優勝の
祝杯?

実行委員会
委員長: 加藤茂夫 
委  員: 秦圭四郎,、平松勝利、宮島満希子、宮越 旦、飯塚有美、山本康弘、中野康一

大会後記
 開会式は秦連合会会長の「区連盟あっての市連合です。本対抗戦を軸として個人戦の最高位戦、級位認定大会、段位戦があります」と各区の役員の方々への謝意と労いからはじまりました。各区囲碁大会も全体としてやや停滞気味のようでしたが上昇気運にありそうです。横浜市の「碁打ち」の多くの方はこの対抗戦を継続し発展させることが碁を続け、普及につながると感じているのでしょう。

記事: 平松勝利