日本棋院神奈川県支部連合会総会のご報告 | |||||||||||||||
はじめに 日本棋院神奈川県支部連合会の理事総会(平成24年度)が開催されましたので概要をご報告いたします。 開催日時 2013年4月15日(月) 11:00〜12:30 会場 相生本店(関内) 総会の概要 @ 大森広文事務局長から20支部中、14支部参加、6支部委任状参加で、総会が成立していることの報告がありました。 A 開会の挨拶で山本正副会長から、支部長交代のあった支部、ご逝去された方々、全国大会での神奈川勢、特に、ジュニアの活躍など県内囲碁事情の報告がありました。 B 規定により、平山重松会長が議長となって審議が進められ、冒頭、「アベノミクス効果で孫への贈与が無税になり囲碁にも恩恵があることを期待、東大・早大などで囲碁で単位が取れるほどに囲碁が注目されている、小学校で囲碁が取り入れら始めているので5年生までに初段を目標など新しい取り組み方が必要と思います」との挨拶がありました。 C 日本棋院から来賓として平野則一常務理事、一宮普及部長が参加され、平野常務理事から「24年度末の関東甲信越静支部代表者懇談会へ参加された方ありがとうございました。昨年6月の和田紀夫新理事長体制発足に伴い、”囲碁の力”の応用、学校への普及、全国各地区の意見吸収などに精力的に取り組んでいます。特に、東京都の中央区、品川区、渋谷区などの小学校10校で囲碁が正課に取り入れられ、横浜市の小学校でも囲碁の一日体験教室も始まっています。今後とも、県支部連合会の力をお借りしたい」と挨拶されました。 D 大森広文事務局長から以下の議案の説明があり、原案通り承認されました。 【第1号議案-1】平成24年度事業報告(平成24年4月〜平成25年3月) 【第1号議案-2】平成24年度収支決算書 【第2号議案】平成25年度事業活動計画(案) 【第3号議案】平成25年度予算(案) E 主な意見などは以下です。 ・県下の日本棋院の支部会員は約750人、個人会員は約1800人。支部会員を増やすのは大へんなので、個人会員を支部会員に迎えることを考えたい。 ・高齢化が進んで会員が減少傾向にある。タウンニュースなどでPRすることは有効である。 ・インターネット対局「幽玄の間」の会員は支部会員でもいいのではないか。 ・毎日杯都市対抗で相模原市、厚木市が、強豪チームを押えて、それぞれ優勝、準優勝と上位入賞したことは特筆すべきことである。 ・横浜市栄区では定年後に囲碁活動に参加する人が多く、支部会員は全国上位(碁ワールド2013年5月号では170人で5位)に入っている。子供囲碁では「はまっ子ふれあいスクール」、パチリコの利用、初段を目標、子どもだけでなく大人も参加、認定大会などの活動を支援をしている。悩みは塾との両立である。初段になったら碁会所や碁楽会に行くようになる。 ・囲碁を知っている現役の先生はほとんどいないとのことであるが、教職員組合の大会が年に一回開かれかなりの参加者がいるので日本棋院からのインストラクター派遣など考えていただきたい。 ・碁会所の引越しは大へんですが、その場合は移転先を事務局、HP担当に連絡してください。特に、HPでは、無料で碁会所のPRをして応援しますので、写真、地図、サービス内容などをHP担当まで送ってほしい。 F 最後に、府川浩二副会長から、「応氏杯世界選手権では中国の16歳の少年が優勝している。日本の棋戦も若手の活躍で活性化するように支部としても若手の育成に協力して行きたい」との閉会の挨拶がありました。 会議風景 (注)インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。
編集後記 日本棋院支部の碁会所の経営は厳しくなってきていると言われて久しいです。スター待望論もありますが、井山六冠が誕生し、将棋界でも魅力的な里見香奈五冠が誕生し、アベノミクスの連鎖反応ではないですが一縷の望みが見えてきたのかもしれません。しかし、第2、第3の井山、里見が続かないと日本復活は本物にならないでしょう。 日本棋院支部は若い人材発掘の末端現場にいます。経営は厳しくとも、ダイヤモンドの原石を磨き、若い人たちが囲碁を通して力強い人生を歩めるように応援して行きたいと思います。支部に子どもたち、女性たちが集まれば元気な支部になれると思います。 <編集>松本泰男、梶原俊男(県支部連合会) |
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