<2013年7月21日 第59回毎日アマ本因坊戦県大会一日目 1回戦より>

 
 
稲葉一宇(白) vs 梶原俊男(黒)----互先、白大差勝ち

注1)197手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆自戦解説(梶原)

・黒3は、模様の碁が苦手なのでタスキにしました。
・黒5は、白E04コスミ、黒N03大ケイマを期待したのですが外されました。
・黒7は、一貫性の意味で若干アマく、E04だったかもしれません。この辺はプロの世界か。
・白8には惑わされました。黒7がH17でなかったので黒9とツメました。
・白10のハサミに黒5を動くのは重いので、上辺黒11に開きました。
・黒13は、図1を期待しましたがそれは無理というもの。図1もこの後、どう打っていいのか分からない。
・黒17は図2を期待したものですが、そうはならないだろうと思っていましたが、やはりなりませんでした。白のヨミの深さを感じました。
・黒27は、左上の白地が大きいので、黒の3子をうまく捨てられないかと打ってみました。
・黒31は、黒3、黒9の石をうまく利用し右辺展開できないかと白30を挟んでみました。
・黒33も、右下白のケイマの勢力を緩和しようと開いたもの。
・白34は予想できませんでした。
・黒33から黒49までは、ほぼ一本道のような感じがしましたが、よくわかりません。
・黒61は、正に、筋悪爺さんの手、図3の黒3で、白黒双方3手詰めで白番なので黒負けと思い込んでしまったのです。図4と打てば白を取れていたと、局後稲葉さんに指摘され、改めて読む力のなさを感じました。
・黒63で、本来は投了すべきでしょうが、白の強さをもっと感じさせてほしいと打ち続けさせてもらいました。
・黒93と最後の大場を占めましたが、黒は右辺、下辺が薄いので、最後は大差の完敗でした。

図1
図2
図3

図4

図5