第10回文部科学大臣杯小・中学校囲碁団体戦のご紹介           

川崎市立新城小4位に、平塚市立浜岳中8位に入賞!!

はじめに
 1校から3名の選手が出場する小・中囲碁団体戦は、故加藤正夫九段が熱心に推進されていました。今年は全国都道府県から、小学校、中学校、それぞれ64校が出場しました。全ての結果は日本棋院のホームページでどうぞ。
 神奈川県から小学校3校、中学校5校が出場しましたので、特ダネ情報も含めて、神奈川県勢を中心に概要をご紹介いたします。

開催日
 2013年7月28日(日) 一次リーグ戦 
 2013年7月29日(月) 決勝トーナメント戦

会場
 日本棋院(市ヶ谷)

主催
 日本棋院、産経新聞社

後援
 文部科学省、NHK


特別協賛
 日野自動車

協賛
 ANA、コカ・コーライーストジャパン(株)、囲碁・将棋チャンネル、ロッテ

補助金
 本大会は「競輪」の補助金を受けて開催されました。

大会の様子および成績
(1)オープニング
)インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。
和田紀夫日本棋院理事長から子ども達に、年一度の団体戦なので友情を分かち合い、友だちを作ってください、今後も打ち続けてくださいと激励されました。また、学校の先生、保護者、関連団体の応援に感謝の意を表されました
飯塚浩彦産経新聞社常務取締役から、昨夜眠れましたか、今大会は囲碁の甲子園野球と同じ、今日・明日・明後日の産経新聞に名前が載ります、礼儀正しく対局してください、いい思い出を作ってください、スポンサーに感謝などの発言がありました。
三村智保九段は、全国大会に参加出来たことはスゴイことです、30年前を思い出します、大いに楽しんでください、特に注意事項として終局・結果を確認してください、などと述べられました。

(2)一次リーグ戦

@神奈川県の出場小学校
川崎市立新城小(山室亜弥、千葉雄太、山室和弥)----一次リーグを突破、昨年と同じメンバー
相模原市立鶴園小(芝野すず、吉本圭吾、吉本宗真)----2勝1敗、惜しくも一次リーグ突破成らず、昨年と同じメンバー
川崎市立千代ヶ丘小(岩田悠豊、金ヨンチャン、勝山奨太)----2勝1敗、惜しくも一次リーグを突破成らず

A神奈川県の出場中学校
桐蔭学園中(福田章太郎、濱武真央、神谷万人)----1勝2敗でした
平塚市立浜岳中(山岡秋桜、伊達一貴、酒井耕平)----一次リーグ突破
平塚中等教育学校(北嵜司誠、辻川純平、和泉翔喜)----2勝1敗、惜しくも一次リーグ突破成らず
横浜市立大網中(廣瀬理佳子、安岡奈々、安岡美結)----2勝1敗、惜しくも一次リーグ突破成らず
平塚市立神明中(向山卓身、平野明子、斎藤昌太郎)----2勝1敗、惜しくも一次リーグ突破成らず

(3)決勝トーナメント戦
@神奈川県の出場小学校
 川崎市立新城小が4位に入賞しました。

A神奈川県の出場中学校

 平塚市立浜岳中が8位に入賞しました。

(4)神奈川県選手の写真
  小学生は1階と2階で、中学生は2階と3階で対局しました。対局開始5分間のみ撮影が許されましたが、学校名の確認と移動が難しく、以下の4校のみカメラに収めることが出来ました。

 インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。
相模原市立鶴園小 
(左) 
vs 久喜市立
東鷺宮小(右)
横浜市立大綱中
(左)
vs 米子北斗中
(右)
平塚中等教育学校
(左)
 vs 新潟市立
小針中(右)
平塚市立神明(左)
 vs 松本市山形村
朝日村中学校組合
立鉢盛中(右)

インタビュー
 相模原市鶴園小の芝野さんと吉本君のお母さん達は、『囲碁に接して、打ち込めるものが見つかった、大会に出るとやろうという気持ちになる、昇級昇段するのが嬉しい、いろいろな人に会える、などのメリットを感じています』とおっしゃっていました。

熊本市立出水中特別取材
 熊本市立出水(いずみ)中学校は2年連続出場で、今年は3年生の田中一光君、上村真由さん、1年生の前島彩乃さん、3人のチームです。何故、ここにご紹介するかについては、昨年同様、2年前に、真由さんと私が神奈川県ペア碁大会に一緒に参加したことがきっかけです。
 昨年は、真由さんが転校してきて、急遽、団体戦県予選に参加したら熊本県代表になったとのことでしたが、今回は2年連続県代表となり、上京するに当たっては、学校や囲碁教室の先生、お友達などたくさんの方から大いに期待されたと思います。成績は、1回戦は大仙市立太田中、2回戦は埼玉大学教育学部附属中と2連勝しましたが、3回戦で麻布中に惜しくも破れ、決勝リーグ進出成りませんでした。特に、2回戦、3回戦は大都市圏のチームが相手であり、決勝リーグ寸前まで上りつめたことはかなり実力が備わっていると思います。その証拠に、田中一光君は個人戦にもエントリーし2勝しています。
 1回戦を終え、彩乃さんは「大きな大会で打てて面白い」、真由さんは「難しいコウをなんとか凌いだ」と感想を述べていました。一光君からは「くまモン」のキャラメルのお土産をもらいました。きっと、一光君の背後には「サイ」(”ヒカルの碁”の藤原佐為)ならぬ「くまモン」が憑いていたのかもしれません。一光君は、既に、熊本の立派なセールスマンになっています。
 ここまで来ると、来年は出水中3連覇なるか、真由さん、一光君は高校生になり、全国大会で姿を見ることができるか、大いにに期待されます。

 <特記事項
 特別取材の中の特記事項です。その後、真由さんからのメールで「学校の新聞に載り、校門に横断幕がかかりました」とのこと、彩乃さんのお母さんからのメールでは更に「終業式で紹介されました」とのことで、本当にいい思い出になって良かったです。その内、出水中のホームページからも見えるかもしれません。
 真由さん、一光君、来年は高校生。きっと、全国高校囲碁選手権でまた会えそうなうな気がしてきました。

 )インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。     
 昨年同様、真由さんの横須賀時代の囲碁教室の先生だった海老塚量義さん(アマチュア フォトグラファー)も応援に駆けつけました。
 世の中狭いもので、海老塚量義さんの奥様の実家は、秋田県大仙市とのこと。太田中の選手は全員女子中学生、写真も高級カメラでたくさん撮っていたようなのできっと記念に贈られることでしょう。
日本棋院の玄関前
にて、記念撮影。
三村智保九段が見
守る中での対局。
嘉倫七段(後ろ)が見守る中での対局。 1回戦勝利して、左から、前島彩乃さん、上村真由さん、田中一光君。3F対局室にて
大仙市立太田中 vs 熊本市立出水中

取材・編集後記
 オープニングでの主催者の挨拶では、小中学生たちに今後も打ち続けほしいと期待する熱意が伝わってきました。全ての囲碁活動の根底には、どうしたら子ども達が囲碁を続けてくれるかの最重要課題が横たわっていると思います。
 神奈川県勢は、小中学校合わせて川崎市立新城小が4位、平塚市立浜岳中が8位に入賞しました。他チームは内容的には2勝1敗がほとんどで、来年の大ブレークが期待されます。
 今年も、囲碁を通していろいろな出会いがあったことと思います。我々も、子ども達、父母の方々、棋院の役員の方、他県の知り合いの方々などとお話ができ、有意義な一日でした。

取材・編集> 梶原俊男(県囲碁連盟)