<市長杯争奪> 第6回鎌倉子供囲碁大会

市長杯は、赤星光君(Aリ-グ)、大治有人君(Bリーグ)、土師昌紘君(Cリーグ)が獲得

はじめに
 鎌倉市は人口17万4千人の由緒ある歴史の都市です。本大会はオープンで、特に、3回目から鎌倉を代表する寺院の円覚寺で開催されることになったことから脚光を浴び、毎回130名前後の多くの子ども達が参加しています。

 近藤奎五実行委員長、その他の方から大会情報をいただきましたのでご紹介いたします。

開催日時
 2014年2月16日(日) 12時〜16時(11時30分集合)

場所
 円覚寺大方丈・書院
 
主催
 鎌倉子供囲碁大会実行委員会

後援
 鎌倉市

大会運営
 こちらをご覧ください。

参加者
 今回は140名近くの子ども達が参加し、さらに、子ども達の家族、招待者、運営者なども参加し、盛大な大会になりました。

結果
 各クラスの優勝者、準優勝者は以下です。おめでとうございます。
Aリーグ: 優勝; 赤星 光(麻布中1、6段、囲碁部副将)
準優勝; 桑原悠人(麻布中1年、囲碁部)
敢闘賞; 斎山天彪(汐見台小5)、安藤俊介(栄光学園中2)、近藤健人(六浦小4)
Bリーグ: 優勝; 大治有人(サンモールインターナショナル中2)
準優勝; 細谷 海(腰越小5年)
敢闘賞; 細谷航(腰越小5)、川人準(栄光学園中1)、松崎宏俊(上宮田小3)、福井海月(腰越小2)
Cリーグ: 優勝; 土師昌紘(西鎌倉小4)
準優勝; 村上日菜子(山崎小2)
敢闘賞; 春島瑛人(本郷小3)、朝倉七海(滝ノ沢中1)
Dリーグ: 全勝賞; 田口朔太郎(洋光台第2小6)
5勝賞; 臼田翔真(付属鎌倉小4)、工藤颯人(今泉小2)、吉川友梨(逗子小2)

写真で見る大会の様子
)インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。
@ 境内の会場周辺のスポット

A オープニング

近藤奎五実行委員長のご挨拶
 この大会の目的は強い子も弱い子もみんなが碁を楽しむことにあります。大会運営の特徴としましては、
@ 古いお寺の仏像の前で座って打つこと、
A 準備と運営担当の選手のお母さんとお父さん、審判も含めて、すべてボランティアの手によって行われていること、
B それにもかかわらず、規模も棋力レベルも県大会並であること、
 などです。思い上がりかも知れませんが、こんな大会は日本中どこを探してもないと思いますので、できるだけ広く皆さんに知っていただいて、これを参考にあちらでもこちらでも子供囲碁大会が開かれるようになってほしいです。
 私の願いはただ一つ、こんな素晴らしい囲碁を、特に、これからの日本を担う子供たちの間に広めたいということです。

B 対局風景

C 永代さんの初級教室

D 喜びの受賞

E 永代さんの講評

F 記念の集合写真

編集後記
 円覚寺で開催される子ども大会としてすっかり定着し、参加された皆さん、歴史の街の雰囲気を味わいながら一日を楽しく過ごされたことと思います。140名近くの子ども達が集まったことはスゴイの一言です。
 特に、今回、上述のオープニングの写真で、祭壇に向かって皆さん手を合わせているシーンが写っているのは感動的です。子ども達は、意識するしないにかかわらず囲碁を歴史・文化の雰囲気の中で体験でき、大人になって、きっと、円覚寺の飴色の書院の中で対局したことを懐かしく思い出すにちがいありません。

 ところで、皆さんもお気づきのことと思いますが、Aリーグ優勝の赤星君の名前が"ヒカルの碁"の主人公と同じです。近藤さんがお母さんに訊ねたところ、それは偶然とのことでしたが、小さいころ本人は「俺にも藤原佐為の霊がついてくれたらなあ」とぼやいていたそうです。ヒカルに刺激された面はあるようですね。以下も、引き続き、近藤さん経由のお話です。
 小3の時にカルチャースクールで碁を始め、初段になってからは時折日本棋院に通い、小4で4段に、小5で5段になった。苦手だった詰碁を積極的に解くことで、盤全体が見えるようになった。新聞の棋譜を毎日並べて翌日の一手を予想し、またEテレの囲碁番組でも次の一手を予想しています。
 中学進学後、受験のために休んでいた囲碁を再開し、今はいつでも誰かと囲碁の打てる生活になり、充実した日々を過ごしています。麻布中囲碁部の副将として、団体で少年少女全国大会5位、第14回関東中学校囲碁選手権大会2位に入っており、また個人では東京都中学校囲碁大会で昨年11月と今年1月に優勝し、最近の第17回 ゆうちょ杯ジュニア本因坊神奈川県大会 で3位に入賞しています。
 これらのことから、学校でも、囲碁でも、何でも好きになれば伸びることが想像できます。

すばらしい囲碁大会でした。関係者の皆さまお疲れ様でした。

編集梶原俊男(県囲碁連盟)