<囲碁 実戦軌範より>

 
 
依田紀基九段(白) vs Crazy Stone(黒)----4子、白177まで表示、黒2.5目勝ち

注1)178手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評
 解説者の会話のメモから特筆すべき項目を記述しました。
)----囲碁の打ち方
)----注目すべきこと
CS---- Crazy Stoneの略

和服は依田さんにとって勝負服ですが、コンピュータには分らない(笑)。「趣味は何ですか」、「CSは素直な碁で強くなる」、といっても分かってもらえない。
白1はバシッとスゴイ音、依田さん気合が入っているけどコンピュータには分らない(笑)。私はバレないようにそっと置く(笑)。
白5は、下辺星が普通であるが、それでは地が狭いので広く構え、黒が打込んで来たら攻める作戦。
黒6は固いけど、これがCS。
依田さんは優勢だとセンスをパタパタやるんですよ。あっ、やってますね(笑)。
黒28、依田さんは黒がここに切ってくるとは思っていなかったと思う。白、困った。
黒38は、上辺黒厚いので、右辺の白を攻めようとしている。人間にはちょっと打ちにくい。
黒42、しっかりここに回って、強い。
黒56も強い手、白K10を期待していたが、白57に後退。
黒62と打って、将来P08の大きな手が約束された。黒優勢。
黒80、いいケイマで、黒計算ができているのか。
白127、コンピュータがコウに弱いというので目一杯の頑張り。
CSが先に秒ヨミ、コンピュータは秒ヨミに追われるのか。
黒160で、白に中央侵入されたが大きく損はしていない。
この後、白、必死のヨセを打ったが黒厚く追いつかなかった。黒が白地の中に打つなどの場面が2、3回あったが、コンピュータは1目勝てばよいと判断しているから.。人間には投了を催促しているようにみえます。