7月23、24日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、女子個人戦で、光陵高等学校二年の野村美奈選手が優勝、湘南白百合学園高等学校二年の谷麻衣子選手が準優勝した。個人戦で神奈川県の選手が一位と二位を占めるのは、初めての快挙。
都道府県の代表50人が参加し、8人が24日の決勝トーナメントに進んだ。
野村選手は、中学三年まで日本棋院の院生だったため今年が初出場。「今日の2回戦が一番苦しかった。一応優勝は意識していた。嬉しい」と語った。
決勝の碁は「序盤で悪くしたが、中盤で相手の石数子を取ってからは優勢を意識した」とのこと。谷さんの見損じで突然の中押し勝ちとなった。
審判長の石倉昇九段は「野村さんは、序盤はどうかなという碁が多いが、後半の接近戦になると強い。決勝は最後の勝負どころで読み勝ちして堂々と勝利した。谷さんは、打ち方が早いせいかポカも多いが、勝負度胸が素晴らしく、天性の才能を感じる」と評した。
団体戦は7月22、23日に開催され、平塚中等教育学校(前田暖、北嵜司誠、藤井貴史)が5位に入賞した。
全国から50校が参加。優勝は仙台第二高等学校(宮城)、準優勝は東海高等学校(愛知)。