原田実 八段(白) vs 平山由香里 六段格(黒)----白番逆コミ20目、3子の指導碁
(アマ本因坊) (小学5年生)
凡例: (・)コメント (○)好手 (△)疑問手 (×)悪手 ( )内は実行していただきたいレベル
譜は、黒88までで以下を省略してあります。この後、左辺の黒がどれだけ盛り上がるか、逆に薄みを突かれて減るか、左上にはどちらが先着するか、など不確定要素はありますが、本来5子の力量差を考えますと、黒は20目のコミを貰っても容易でない形勢と思われます。(もっとも、最後は白がダメ詰まりをうっかりして大逆転となりました。白は優勢で気が緩んだのかも知れませんが、黒の勝負強さも讃えたいと思います) 子供とは言え将来のある身ですから、若干厳しい指摘をしました。更に言えば、直感で早打ちですから、逆に読み不足になっている点が残念です。直感でこれだけ打てればもう驚異的ですが、そろそろ裏付けをきちんと読む習慣も必要です。余りの早打ちは自慢にはなりません。数年後には私が打ち負かされるようになっていることを期待します。それにしても、原田先生は、ごく普通に打っておられます。それでいて、置き石の差を徐々に詰め、100手に至らずに、リードしようかという打ち回しです。さすがと敬服の他ありません。皆さんも置かせた指導碁は、こんな風に打ってあげて下さい。
◆棋譜----黒88まで、以下省略。黒中押し勝ち (実戦の解説は下の欄に表示されます)
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