◆講評 ・黒12では図1、図2が普通。 ・黒18はN14と中央に向かうべき、本図のように隅に閉じ込められては極めて不利。 ・黒24は、N04一間トビがよい。その時、白がQ09に迫れば、黒P09ツケ、白P08ハネ、黒O09ノビで十分。 ・黒26のツギは重い。ここは、どこまでもコウのサバキで手抜きし、左上にE03のケイマのカカリが適切。 ・白29は、M04とハネる定石でもよい。 ・黒38はP08に押し、白N07一間飛びの時、黒L04に飛んで様子を見るのがよい。黒38、40のハネツギはいろいろ味はあるが部分的で急務ではない。 ・黒40は、R05とカケツギがよい。その時、白R06と押えれば、黒S02と隅にハネる、また、もし白隅からS03ハネなら、黒はR06と渡る。 ・黒44は、上辺に、L04と飛ぶ方がより働く。 ・白49はK03と飛ぶ一手。 ・黒52は中央にJ05とケイマし、右側白5子に圧力を掛けるべき。 ・黒70は不要。黒Q02、白P02、黒R01と右上隅の白一子を取りきっておくのがよい。黒が強くなれば、背後の白には脅威となる。 ・黒76でも、右上白一子を切り取り、黒を絶対安定にしておきべき。 ・黒94でも同様である。根拠のない不安な石は前途にいろいろ障害が生じ、自由な活動ができない。 |
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・白101は考えるべき手で、左下隅にC16のツケ、黒C17ハネ、白D17切り違いと策動すべき。 ・黒102は、隅C16と下がって隅を守るべき。 ・黒112は大悪手、ここはO08にハネ込み、白O09。黒O07、白P09の時、黒L08とハネ込む筋があるところ。 ・白125の手で、F10に備えておかないと黒よりG09と割り込まれて応手に苦しむ。 ・黒126は一路控えて、G02と打つ方が有利である。 ・黒138のコウ立ては大悪手、G09と割り込むと、白後手生きくらいのもの。 ・黒144をK10から行けば、さらに、L08のコウ立が利く。 ・黒150は最終の敗着、この手でF07に打てば先手数目の得。 ・白167のケイマは不利、単にP14とアテておけばS14のハネも利かない。 |
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図1 |
図2 |