<囲碁 実戦軌範より>

 
 
AK氏(六段、白) vs YM氏(二段、黒)----2子番、黒150手まで、黒6目勝ち

注1)198手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・黒12はよくない。右下、白3をM17、もしくはK17と攻めるのがよい。
・黒16は、単にF06のトビがよい。
・黒20は悪手、K04にコスみ、白L04またはM06でも、黒K06一間トビがよい。
・白27は、F17にカカり、黒D14一間トビなら、白C12の詰めがよい。
・白31は、H15のケイマで出るのがよい。
・黒32は、C15コスミつけ、白B14と下がった時、F14にツケ、白F13ハネに黒G14とノビ、大きく囲うのがよい。
・黒42でN19と抜いてもよい。
・黒46、48は不要、黒46で、Q05とハネるのが正着。
・白49はM12ノビが要着。
・白51は、Q04にハネ込んで、定型に打って、先手を取って左辺、星D10に打ち領域を完成させるのがよい。
・白53は図1と打つべき。
・黒58は図2が普通。
・白59は打たないで、単に、左下三々に打込むのがよい。
・黒68は冗着、図3のように打つべき。
・白75では、R03とハサみ、黒の応手を観るのがよい。黒S04下りなら、白Q04、黒Q03の時、白P05とコウにする。
・黒92をC18とし、白B18、黒D19、白D15で黒先手を取り、他に回る。
・白115はR11と打ち、黒P11に追い出せば、いろいろ利きが生じ白面白い。
・黒122は事を好む手、単にN08に継いで白L07の時、黒N11一間トビに備えるのがよい。
・白127は俗手、軽くJ08のケイマである。
・黒130は打たないで、J09のハネ、白I08と引いたとき、黒L10と打つのが本手。
・黒134はL10が本筋。
図1

図2

図3