<囲碁 実戦軌範より>

 
 
本因坊秀哉(九段、白) vs NH氏(四段、黒)----3子、白201手まで、黒4目勝ち

注1)202手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・黒12で、図1とすれば、白に13、15と打たれなくて有利。
・黒16は配置として締りがない。Q05のシマリかO10の一間トビがよい。
・黒18では、
−黒O10、白L15、黒N14一間と飛びだす、
−黒I16の逆襲、
もある。
・黒42は早計、C10に打込み、白D08とコスんで出れば、黒D11と封鎖するのが手順。
・黒46は固過ぎ、大勢に遅れる恐れあり。H17と打ち込んで白地を荒らせば白は応手に苦しむ。
・黒70は小さい、この手で、図2のように打ち、中辺を拡大し、右上隅をコウにする機会を伺うのがよい。白71とツケられ黒地が減らされた。
・黒86はヌルい、J12と曲って白に迫るべき。
・黒94は、当然M10である。
・黒112では、左辺をD08から消し、白C08と受けさせてから、黒I05ノビるのが、中央に地ができる。
・黒120も、一歩進んで、D08と迫ってよい。
・黒130は不用、H07のケイマの方が地が多い。
・黒136も、G08に飛んでおけば無難。黒136で、図3のように打てば、白を絞る手順となる。
・黒156は図4と打つのがよい。
・黒164は、H08と引けば、白189まで黒地を破られることはなかった。
図1
図2

図3


図4