◆講評 ・黒14は隅からR02と押えてもよい。 ・黒14と打った以上は、黒16でR05と遮断するのが普通。この後、図1、図2がある。遮断しないなら図3も一策。 ・黒26は、N16とトビツケるのが普通。 ・黒34はP17に押え、白Q16、黒K17と左方から迫るべき。 この時、白L16のツギなら、黒I16のケイマ、白K16のカケツギなら、黒L17、白L16、黒J16、白L15、黒I16と黒有利の進行。 ・黒36は、O16、白O17の時、図4のように右方を完全に制覇すべき。 ・黒38は、R16の下りである。白はP15を切断できないし、黒から右下隅へヨセも残る。 ・黒48は時期尚早、左辺D10の星に構え様子を見るのがよい。 黒48と黒R09ツギの見合いは難、白から早くR09に打つと黒R10と治まってしまうので白ツマラナイ。 かといって時期を逸して、黒にQ02に下がられると、白R09と切った時、黒S09のコウが残る。 ・黒58は方向違い、D17に押え、白B16コスミ、黒D18下りで白に生きはない。 白B16コスミでなく、白D18ハネなら、黒E18押え、白B18コスミ、黒B16で、白死。 ・白97ハネは、I14、H15、G17等の手はあるが、左下隅の白の死活に関係する。 仮に、白97の代わって黒H19、白J19の交換があった後なら、隅は、黒A16ハネ、白A17コウ受け、黒D19ハネで白死。 ・黒124で、G08と遮断すれば黒勝ちだった。 |
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図1 黒1とアテ黒3の遮断は普通、以下黒13までが通形。白10で黒11のところに打つ手は図2参照。 |
図2 白10以下は白29までが定型。ただし、隅には白a、黒b、白cとコウにする手が残る。 |
図3 白aと切れば、黒4とコウを取り、白どこにコウ立てしても黒白7の下に打ち抜く。 |
図4 |