<囲碁 実戦軌範より>

 
 
本因坊秀哉(九段、白) vs SK氏(黒)----4子、黒100手まで、黒中押し勝ち

注1)101手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・黒6は、G05とハネ、以下、
−白H05とハネ返せば黒F03、
−白F03なら、黒F05
が定型である。
・黒8はD07と肩を突き、白を威圧し、大勢を制するのがよい。
・黒12は、C09と曲り、白D07の時、黒F05とツグべき。
・白15で、B05とハネ、黒B04の時、白B07と掛けツグべきだった。
・黒26では、Q11に堅くツギ、白もQ10にツイだ時、黒M14のボウシと中央へ飛躍を試みる手順となる。
・黒32と白一子を抜き、さらに右上隅で黒44と堅実に振替ったのは理に適っている。
・黒50から黒54も確実な手である。
・黒56では、左辺、図1と白にコウにされる手があるから、図2のように打つのがよい。
・黒16から黒82まで潜航する戦法は、四子局の威力を保持し、黒100の突出に至って白に一局を終了させたのは称賛に値する。

図1

図2