<囲碁 実戦軌範より>

 
 
本因坊秀哉(九段、白) vs SH氏(黒)----4子、白93まで、白中押し勝ち

注1)94手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・黒14は図1または図2のように打つのがよい。あるいは、図3のようになれば、白の応手を問うことになる。
・黒26ツケは、白に地を与えるので、単にE08のケイmがよい。
・黒30ま無用の着手、下辺をJ15と一間トビか、N13と威圧するボウシがよい。黒30は愚形であり、左上隅は白22のケイマがあり地にならい。
・黒40は、左側は広いので、右辺N13とボウシし、P11の打込みを狙うのがよい。
・黒60は、Q17と押さえ、白がM16と抜いた時、黒O13に曲ってもよい。
・黒62は、図4のように打つのが適切。
・黒70は大悪手、R15と詰めなければならない。
・黒78はQ11とハネて、振り替わる手である。
・黒86も同様にQ11のハネである。
・白91でR09と引いておけば問題はなかった。
・黒92でR09と挟めば、白Q09、黒S10のコウ味はあった。
図1

図2
図3
図4