◆講評 ・黒10は緩慢。図1のように普通に打つのがよい。そうすれば黒の堅固なところへ白1と接近したことになり白の効果が削減される。本図、黒10の緩着で白11と地を囲い、さらに白13と根拠を得た。 ・黒18は図2のように自然の手順で姿勢を整えるのがよい。黒10から黒26まで、白に実利を占められ黒不利。 ・黒38はJ17と下辺星下に打ち、以下、図3または図4のように打つのがよい。 ・黒58は左辺E10と一間トビがよい、また、左下隅を打つならE17のコスミがよい、 ・黒68では、D11のツギが、極めて味がよい。 ・黒76で、図5のように打てばコウになる。なお、図5の黒1に対して白は、白2の2路上、または黒5の位置などあるが、黒は白2のところが急所になる。 ・黒90は緩慢、G09と押すべき。 ・黒98は、H05のケイマが地の消長上よい。 ・黒116はR08の押えておく方が有利。 (注)白145に、黒G08と遮断すれば、白から図6の手段がある。 |
||
図1 |
図2 |
|
図3 |
図4 |
|
図5 |
図6 |