<囲碁 実戦軌範より>

 
 
本因坊秀哉(九段、白) vs TM氏(黒)----7子、白95まで、白中押し勝ち

注1)96手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・黒8はF16とツケて、白G16、黒F15(黒8)と定石を選ぶのがよい。そうすれば、白7が黒の強い石に近くなり白7の効力が減る。
・黒16はヌルい、J14とハネて、黒地を広め、同時に白の根拠を奪うのが急務。
・黒22は上辺星下J03と、大局的に打つのがよい。
・黒24は、同様に上辺星下J03が適切。
・黒32は少し深入り、浅くK04と消し、白M05ケイマなら、K06一間トビと軽く引き上げるのがよい。
・黒36から黒40まで面白くない、黒36はK06とケイマし、白L05のふくらみなら、黒J04とツケる。
・黒40は、I06のボウシがよい。
・黒42は重い、I06と一間トビしておくのがよい。
・黒52は大悪手、図1のように打てばM08のキリが先手で利く。黒52と打ってしまったからには図2のように渡るのがよい。
黒56は、図1のようにすべき。
・黒60はK06とタケフにすべき。
・黒68は悪手、K13と押すべき。
・黒74のツギは無用の一手。J13と押して、上辺の黒に声援を送るべし。
・黒80は無謀、先ず、中央J08と押して力を蓄えた後にすべき。
・黒92は黒94と手順前後、図3のように打てば黒先手で白を切断できる。
図1
図2
図3