<囲碁 実戦軌範より>

 
 
本因坊秀哉(九段、白) vs TT生(黒)----7子、黒150まで、黒中押し勝ち

注1)96手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・黒10はM15のハネが正着。その時、白L15とハネ返せば、黒N17と押さえる、白N17曲げなら、黒N15と固く継ぐ手順。
・黒14はH17まで進み、白の壁の効果を削減するのがよい。
・黒18はP12の一間トビがよい。
・黒22は、Q10と鉄柱に下り、上辺を守るべき。
・黒50でJ06と切り、白I05、黒H04と曲っておけば左上の黒は一層堅固になる。
・黒54はE13に打ち、中原の白の動きを牽制するのがよい。
・黒62は余りに消極的、B05に下がって白を両断して攻めるべき。
・黒70は、下辺I17にハネて、白地を破るべき。そうすれば、黒54、60と力をためた甲斐がある。
・黒106は、R14に継ぐべき。
・黒124はS04とノビるべき。