<囲碁 実戦軌範より>

 
 
本因坊秀哉(九段、白) vs TM氏(黒)----8子、黒106まで、黒中押し勝ち

注1)107手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・黒12はM05が通型。
・黒20では図1のように打つのが普通であるが、黒がそう来なかったのだから白21は三三にケイマとすべきだった。その時は図2のようにフリカワリになる。
・黒30でB11にコスむのは、非常に有利な先手です。
・白49でI16と備えるべきでした。
・従って、黒52は図3と打つべき。もし、図3で白2と継がず黒5の右にコスめば、黒は黒5左に打つ。左辺の白には死が残っている。
・黒54は不要、右下隅P14の一間トビでよい。
・黒58は左から、二段バネで押さえる方が簡単でよい。
・黒72は悪手、図4でなにも起きない。
・黒78はM15と固くツグのがよい。
・黒80切りは大悪手、図5の手順がよい。
・黒88、黒90は打たないでR13と打つのが筋。
・黒92は、R13が要点。
・黒94は単にJ13と打ち抜くのがよい。
・黒102はN08が本手。
図1
図2
図3
図4
図5