◆講評 ・白12で図1と打ってもよい。 ・黒21は無意味、N17の一間トビが普通。 ・白26は図2がよい。 ・白30はC17の三三の定石で差支えない。 ・黒31でE13に押し、白F14のノビに更にF13と押し白の応手を観るのも手段の一つ。 ・黒55は、白2子の鼻ヅケI11が手筋。白が右へJ12と出れば黒G11の一間トビ、中央経営か左辺の白7子に響かせる。 白H12と出れば、黒G12、白H11、黒G11と出て左右をにらんで攻める。 ・黒63、65と後手を引いたのはぬるい。白に66、70と勢力を張られ、黒の下辺、右辺の打ち方が制限された。黒は63で、図3のように打つか、単にI16とツグ手段がある。 図3の黒1に対して白、単にホン図のI16と黒7を抱えれば、黒はK16とノビ、白K18ハネ、黒L18押え、白I18と黒を抜いて活き、黒は中央へK10と一間トビし大模様を張る。図4のように打つのもある。この後、白K11なら黒J18、白J16なら黒K11と打って白3子を制する。この後、白が先手になるが、図5のように黒抵抗すると、左辺の攻め合いは黒不利の一手ヨセコウとなる。黒これを避けるには、黒4子を捨てて、黒は白3のところに打って下辺に繋がるように打てば双方無難な分かれ。 ・黒75は大悪手。白86まで、先手で左上を密閉された。黒75では、下辺」J16と切り、白J18と下がった時、右からK18と押え、L16と白1子を抱えるのがよい。 |
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・黒101の劫手段は早計、先ず、N17に押し、白M16、黒N16と出、白M15の後、黒101とコウを仕掛けるのがよい。これを怠ったため白に立ち回られた。 | |
図1 黒6を白7に繋げば、白Aである。 |
図3 |
図2 |
図4 |
図5 黒8は、右側白2子を抜いたもの。 |