◆講評 ・黒3以下黒9までの配石は、極めて打ちニクイ局勢に導く嫌いがある。黒3でO04にシマルのがよい。 ・白16は、H15と打ち、黒J16のコスミの時、白16とヒラキ、黒I14ケイマと迫った時、白G13ケイマと打つのがよい。 ・黒21は悪手、H16とコスミつけるべき。図1参照。 ・白28は愚形、白I18とハサみ、黒H17なら白G17ツギ、黒H18曲がりなら、白I14のツケ。もし、白I18に黒J18なら、白H17にアテてツゲばよい。 ・黒29は大悪手。白のG17の切りを無くし、左方、C16のツケコシを残したからである。黒29で、M16とツケて白の応手を見るのがよい。 ・白34、白38は、C16にツケコシ、図2のようにコウを開始するのが急務。 ・遡って、黒21で、図3のように打てば、右下、左辺の白が黒の厚みに近づいていて不利。 ・黒47はぬるい、M13とハネるべきで、その後、白48、黒49、白50、黒51、白52の時、黒は黒53を、N17にハネ、白M18、黒L16とツイで進出でき有利。本図では、黒63と後手。 ・白64は左上E04とカケるべき。 ・黒71はD09と押しておけば、白72はここに来ない。 ・白74は、Q07と打てば、後の黒Q11を牽制できる。 ・黒79はK04に打込むのが、白地を荒らしやすい。白82はJ03にノビ、黒K03ノビ、白K02ハネ、黒L02オサエ、白J02ツギ、黒L03ツギ、それから白N06ハネがよい。 ・白84のアテは大悪手。単にI04ノビ、黒I03沿い、白H03ハネで、黒に手はない。 |
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・黒147は敗着、J06にツイでおけば勝敗は黒有利だった。 ・白168は、Q07と押え、中央の黒の大石を遮断するのがよい。 |
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図1 白20は白4のところで黒2子取り、黒21は黒19のところ1子取り返し、白22は黒15のところのツギ、白24は白4へコウ取り、結局一手コウで白惨敗。 |
図2 |
図3 |