<囲碁 実戦軌範より>

 
 
KT氏(初段、白) vs YK氏(初段、黒)----互先、黒111手まで、黒勝ち

注1)クリックするにあたっては、112手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・白12は大斜に掛けた結果、黒27となるのが自然の成り行きで、右上の白3子のヒラキがK03と制限され白不利。従って、白12は、F03またはG03と挟むのが適切。
・黒41は時機尚早、J16と星に打って大勢を制するのがよい。何故なら、黒J16に白からL17は打ちにくいが、黒からM17は好姿勢になる。
・白48は悪手、先ず、N14と打って黒の応手を問うのがよい。
・白70は、J16に先行すべき。この緩着で黒から先にJ16に打たれ、黒優勢。
・白78はI15に押すべきもの。
・黒81はL09が急場。
・最後に、白88で、左辺D13ケイマと白模様を広げれば形勢不明であったが、黒95に打たれて白、万事休す。