<囲碁 実戦軌範より>

 
 
MK氏(初段、白) vs MY氏(初段、黒)----互先、白148手まで、白勝ち

注1)クリックするにあたっては、149手以降はクリックしないでください。

注2このJavascriptの碁盤は松永さんの作成されたものを利用させていただいています。

◆講評

・白14は右上隅を、Q07と二間にハサムべく、これは黒からP03とコスミつけられるときの予防でもある。図1参照。
・黒15で、D05と立てば、白F03の一間で治まる。
・黒19のときの考え方として、堅固に治まっている白10と白18とを重複させるのがよく、黒D14にツケ、白D13ハネ、黒D15の引き、白C12カケツギまたはC13カタツギのとき、下辺への打込みを保留して、右辺Q10星下に一杯にツメルのがよい。図2参照。本譜は、白24まで両方打たれた。
・白32はL04肩ツキか、N07とケイマし、更にP08ネライで、右辺白16を整理しようと準備するのがよい。
・黒37は、M03とトビ、白M05なら黒37がよい。上辺、黒は利かされた。
・黒51の押しは悪手。白52とハネられ、M17切りの利かしが生じ、中腹の白が強くなった。
・黒57はG10と打って左辺黒2子に声援を送り、中原経営に向うのがよい。
・白62は方針を誤った、G10に迫って、黒2子を上方へ連絡させ、中腹に地を造るのがよい。
・黒91は不要、単に、上辺F03とツメルのがよい。白110で、下辺H17と一子取っておけば味がよかった。
・黒115は打たないで、単にF01と出るのがよい。
・黒145で、左下のC18についでおけば細かかった。
図1

黒4はケイマ掛けもある、白5は他に転じてもよい。
図2