◆講評 ・白14は右上隅を、Q07と二間にハサムべく、これは黒からP03とコスミつけられるときの予防でもある。図1参照。 ・黒15で、D05と立てば、白F03の一間で治まる。 ・黒19のときの考え方として、堅固に治まっている白10と白18とを重複させるのがよく、黒D14にツケ、白D13ハネ、黒D15の引き、白C12カケツギまたはC13カタツギのとき、下辺への打込みを保留して、右辺Q10星下に一杯にツメルのがよい。図2参照。本譜は、白24まで両方打たれた。 ・白32はL04肩ツキか、N07とケイマし、更にP08ネライで、右辺白16を整理しようと準備するのがよい。 ・黒37は、M03とトビ、白M05なら黒37がよい。上辺、黒は利かされた。 ・黒51の押しは悪手。白52とハネられ、M17切りの利かしが生じ、中腹の白が強くなった。 ・黒57はG10と打って左辺黒2子に声援を送り、中原経営に向うのがよい。 ・白62は方針を誤った、G10に迫って、黒2子を上方へ連絡させ、中腹に地を造るのがよい。 ・黒91は不要、単に、上辺F03とツメルのがよい。白110で、下辺H17と一子取っておけば味がよかった。 ・黒115は打たないで、単にF01と出るのがよい。 ・黒145で、左下のC18についでおけば細かかった。 |
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図1 黒4はケイマ掛けもある、白5は他に転じてもよい。 |
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図2 |