2012年 神奈川県アマチュア本因坊県大会           

弱冠17歳、柴君が優勝!!

はじめに
 昨年度は東日本大震災の影響で、3月の毎日杯争奪神奈川県都市対抗囲碁大会が中止になったことはご承知のとおりです。毎日アマ本因坊戦全国大会についても震災の影響等を考慮し、従来のような各都道府県からの代表と招待選手による大会ではなく、全国から選抜された32名により規模を縮小して開催されました。
 今年度から、アマ本因坊戦も従来型での開催が復活し、県大会は弱冠17歳の柴君が優勝するというドラマが展開されました。

日時
@8ブロック・トーナメント戦
2012年7月1日(日) 12:30〜
各地区予選を勝ち抜いた選手およびシードの選手が、8ブロックに分かれてトーナメント戦を行い、各ブロックの優勝者が決勝トーナメント戦に出場しました。

A決勝トーナメント戦
2012年7月8日(日) 12:30〜
ブロック優勝者8名によるトーナメント戦が行われました。

場所
 横浜本因坊手談(日本棋院支部)

主催
 毎日新聞横浜支局

後援
 神奈川県囲碁連盟

協賛

 佐川急便株式会社

結果
(1)ブロック・トーナメント戦
 以下の8ブロックに分かれてトーナメント戦が行われました。トーナメント優勝者8名(赤色)は決定戦に進出しました。

A: 吉田日向、戸塚孝始、谷口智之、馬鳥光生、柳下裕統、久村彰夫、千葉英樹、窪庭孝
B: 村上深、稲葉一宇、俣野泰也、寺村惣次郎、高根沢敏、森駿也、府川浩二
C: 永代和盛、池上均、島田直樹、熊田光利、秋谷昂志、角昌計、芹澤民雄
D: 竹内貴弘、黄輝、萩上幸雄、大関 稔、渡辺一郎、岩月泰、山口正明
E: 大森広文、中村徹、藤野治之、今村正道、高橋俊光、藤堂高帆、中村信夫
F: 松本泰男、柴亮輔、増田隆広、臼井久十、大塚裕二、林宏一、藤井秀幸、佐野稔
G−1: 遠藤雅行、佐久間博康、伊藤仂、梶原俊男、小田彩子、福田徹三
G−2: 原英富、高根宏之、谷麻衣子、天野泰介、金龍輝
H−1: 松本彰夫、山口晃、峯松昌彦、石川紘、高野和雄、高水正明、千葉駿介、正田倶基
H−2: 山本巌、富永浩道、渡辺陽一、甲斐直行、宮島和夫、近藤五郎、武井幹彦

)試合方法は、持ち時間45分、トーナメント3回戦ですが、G、Hブロックは持ち時間40分で、4回戦のトーナメント戦です。

毎日新聞の記事
 2012年7月2日の毎日新聞朝刊に掲載されました。

(2)決勝トーナメント戦
 8名のブロック・トーナメント戦優勝者による決勝トーナメント戦が行われ、弱冠17歳の柴君が永代和盛さんを破り優勝しました。優勝、準優勝のお二人は、8月24日〜26日、市ヶ谷の日本棋院で行われる全国大会に出場します。

毎日新聞の記事
 2012年7月9日の毎日新聞朝刊に掲載されました。

写真
 一日目のブロック・トーナメント戦の様子を写真でご覧ください。
 )インデックス写真をクリックすると拡大写真が現れます。
@オープニング
山本修司毎日新聞横浜支局長(写真右)のご挨拶: 3月の平塚での都市対抗戦のときアマ本因坊戦の予定をお話し、今日、地区予選勝ち抜き者とシード選手による県大会を開催できました。頑張ってください。決勝戦の観戦記は新聞に掲載予定です。

佐々木事務局長(写真左)の司会の言葉: 参加人数の関係上、G、Hブロックは、持ち時間40分と5分少なく、その代り4局までたくさん打って決勝進出きるという特典がありますの案内に場内笑でした。

A9階のメイン会場での対局の様子
対局開始前には、スマート
パッドで棋譜の検討をする
時代になりました。
満員盛況の熱戦。 注目対局その1。 リラックス対局。 注目対局その2。

B10階の別室での対局の様子
特設の対局室も満員盛況。 注目対局その3。

大会後記
 冒頭に述べましたように、昨年はイレギュラーな大会だったこともあり10代、20代の参加は少なかったのですが、今回は、従来型の大会が復活し、再び、ヤングパワーが爆発しました。柴君が優勝するとは想定外でしたのベテランの弁があったのですが、堂々、高根さん、永代さんを破っての優勝は立派です。若い人は、突然ブレークする素質・才能をもっていますので、今回が典型的なその例だったと思います。朝日アマの稲葉一宇さんに続いて、今年2番手の神奈川県代表を永代和盛さんとともに全国大会に送ることとなりました。大いに期待しましょう。

運営 佐々木 慶、白岩秀勝、関塚眞司、野村園美(県囲碁連盟)
取材・編集 白岩秀勝、梶原俊男(県囲碁連盟)