第2回くらしき吉備真備杯こども棋聖戦 | |||||||||||||||||||
はじめに 本戦は、吉備真備ゆかりの地、岡山県倉敷市が新たに立ち上げた全国大会です。倉敷市は、将棋の大山康晴15世名人を輩出した街としても知られています。 吉備真備: 学校で日本史を学ぶと、遣唐使としての吉備真備の記述が、唐の皇帝と囲碁対局する「吉備真備入唐絵巻」と共に必ず載っていました。吉備真備の詳細はこちらでどうぞ。 開催日 2012年12月15日、16日 場所 真備町の「マービーふれあいセンター 主催 岡山県倉敷市、倉敷市文化振興財団、読売新聞社、日本棋院 共催 倉敷市教育委員会、山陽新聞社 大会結果 @神奈川県大会の結果 神奈川県予選の大会要領はこちらをご覧下さい。結果はこちらをご覧ください、14名参加し、以下の2名が全国大会出場権を獲得しました。 ・小学校低学年の部 優勝: 犬丸翔太(横浜市立あざみ野第二小学校3年) ・小学校高学年の部 優勝: 鈴木智大(横浜市立山元小学校4年)----昨年の低学年での優勝に続いて連続 A全国大会の結果 こちらをご覧ください。以下の2名が優勝いたしました。 ・小学校低学年の部 優勝: 犬丸翔太(横浜市立あざみ野第二小学校3年) ・小学校高学年の部 優勝: 川口飛翔(川口市立本町小学校4年) (注)昨年度、低学年で優勝した神奈川県代表の鈴木智大君は3位入賞でした。 B犬丸君、鈴木君の感想 ・犬丸君----『悔しいことばかり。だから優勝は狙っていた。ヨセとか自分の弱いところを強くして、次も優勝を目指して頑張る』 ・鈴木君----『準決勝で負けたのが悔しかったけれど、2年連続で倉敷に行くことができて良かったです』 写真
編集後記 第一回大会では、低学年の部で神奈川県代表の鈴木智大君が見事3位に入賞いたしました。優勝者はなんと『こども棋聖』を名乗ることができるユニークな大会です。今回の、犬丸翔太君優勝と鈴木智大君3位入賞のニュースは、2012年の最後を飾る神奈川県勢の活躍でした。遠くまで、時間と費用をかけて参加されたみなさんお疲れ様でした。二人とも入賞できて本当によかったですね。 犬丸君の決勝戦の棋譜を見て、しっかりと本格的な碁を打っているのにびっくりしました。また、高学年の部優勝の川口君は、張栩棋聖との3子の記念対局で勝っていますので、本大会のレベルがいかに高いかが分かります。 歴史に関連する子供囲碁大会は、本こども棋聖戦以外に円覚寺で行われる鎌倉子供囲碁大会があることは過日ご紹介いたしました。このような大会は囲碁を通して日本の文化や歴史を実感できる貴重な場と思います。日本の文化や歴史への認識を深め、いずれは外国の方たちとの交流に役立つ日が来ることを想いながら囲碁に楽しむのが強くなる秘訣かもしれません。その逆も。 <取材協力>鈴木智大君、犬丸翔太君のお母さん <編集>梶原俊男(県囲碁連盟) |